はじめに

本日は日経平均株価のテクニカル分析をしていきたいと思います。先日、NYダウの分析を行いましたが、NYダウのチャートは現在トリプルトップを形成しており数十年間継続してきた上昇相場に終わりを告げる可能性があることが判明しましたね。そちらに関してはこちらをご参照ください。

日経平均株価は前日のNYダウの動きに連動する部分が少なからずあるため、この指数を確認しないで投資を行うのはほぼほぼ自殺行為に近いと思います。ですので、NYダウの現状をよく理解した上で国内株式への投資をすることをオススメします。日頃からニュースをチェックすることは素晴らしい心構えだとは思いますが、正直言ってメディアで報道されてから動き出すのでは遅すぎますし、昨日の記事でも少しだけ書きましたがチャートはそれら全てを瞬時に織り込むと感じています。メディアでの報道がある頃には機関投資家と呼ばれる大口は仕込み終わっている段階で、個人投資家にとっては高値掴みをするリスクが高まるだけです。

昨日の記事でトレンドは大きく3つあると書き、簡単に振り返ると最も初期の仕込み時期は個人投資家が売っている時であり、個人投資家が買い始める時には初期に仕込んだものを手放すタイミングに当たります。株式投資で実際に勝てているのは1割未満(3%)ほどであり、それはこれが大きな要因の1つになっています。本屋に並んでいる書籍をあんなに読んでいるのに何で勝てないんだと思っているかもしれないですが、このことに早く気づいてください。

個人投資家はどうやったら早く動き出すことが出来るのか。それはあらゆる場面を想定することですね。損切りを制するものが投資を制すると言いますがまさにこれです。複数の手札を用意して、相場がこう動いたら自分はプランAで、こっちに動いたらプランBなど、複数のパターンを持っておく必要があります。つまり、あらかじめ想定した通りに相場が動くとは限らないということで、その時には早く手仕舞えるかが重要になってきます。

本日は日経平均株価のテクニカル分析をします。これについても今の段階で想定できる範囲に限り、必ずしも今後予想通りに動くとは断言できません。しかしながら、あらかじめ想定しておくことで十分なリスク回避にはなりうると思っています。先日のNYダウのテクニカル分析についても同様のことが言えます。このリスクを想定していない投資家は、いざ日経平均もしくはNYダウが暴落した時に逃げ遅れるでしょうし、その時にはこれまで稼いできた資産を吹っ飛ばすことになります。本来であれば無くさなくて済んだものをです。ではここから本題に移っていきたいと思います。

日経平均株価のテクニカル分析

SBI証券より

こちらは日経平均株価の5年チャート(週足)になります。NYダウの週足チャートではトリプルトップを形成しつつあり、今は最後の天井付近を推移しているところでしたね。日経平均株価は2018年1月と2018年10月にそれぞれ天井を打っておりダブルトップを形成している段階です。

ダブルトップに関してもトレンド転換の大きなサインになりますが、実はこちらのチャートはダブルトップの形成は未だに完成していません。それどころが日経平均に関しては24000円の水準まで上げる可能性を残しています。それはなぜか。

先ほどと全く同じチャートに複数のラインを追加しました。まず、オレンジ色のラインはトリップトップ・ダブルトップなど天井サインを完成させるために不可欠なネックラインと呼ばれるものです。ネックラインについては上部に貼り付けてあるNYダウの記事で説明しているので気になる方は読んでください。

日経平均株価チャートでもしダブルトップが完成しているのであれば、2019年1月にチャートがネックライン(オレンジ)を割り込んだ後には、赤い矢印で示したような動きをするはずだったんです。トリプルトップでもヘッド・アンド・ショルダーでも同様ですが、ネックラインを割り込んだ後に再びその水準を突き抜けることはありません。つまり、まだ完全にトレンドが転換したとは言い難いということになります。仮に赤い矢印のような動きを見せていれば、日経平均は今頃20000円を割り込みさらに下落を加速させていた段階でしたが、本日も22000円付近の推移となっています。では今後の展開についてこれから触れていきます。

今後の日経平均株価の動き方には3つの可能性がありますので、それぞれをしっかり押さえた上で今後の投資手法を組み立てて下さい。その3つとは…。

シナリオ1:ヘッド・アンド・ショルダーの完成

想定シナリオの1つ目はヘッド・アンド・ショルダーの完成です。ネックラインはオレンジ色のラインで想定株価推移は赤い矢印で示した通りになります。上昇トレンドから下落トレンドへ移行する際のネックラインは右肩下がりであること、2018年10月に付けた高値が最も高いこと、2018年10月に付けた高値は2018年1月の高値を上回っているものの出来高は減少していることが今後このようなシナリオを想定できる理由になります。

シナリオ2:トリプルトップの完成

想定シナリオの2つ目はトリプルトップの完成です。先ほどダブルトップにも言及しましたが、その時に言ったようにネックラインを突破しているので、ダブルトップ完成の可能性は低いと判断し見送ることにしました。トリプルトップもダブルトップと同様重要なトレンド転換シグナルになるので押さえておきましょう。ネックラインはオレンジ色の実線部分、天井はオレンジ色の点線、今後の推移予測は赤線で示しています。シナリオ2の想定としては、シナリオ1とは異なり今後24000円付近までの上昇が考えられます。その後はネックラインを割り込み、一定の下落後に反発するもののネックラインを超えることなく再び反転下落。これでトリプルトップの完成になります。先ほども言及したように出来高も徐々に減少しているので、この点においても条件クリアとなります。

日本テクニカル分析大全

価格:7,020円
(2019/4/23 12:35時点)
感想(0件)

シナリオ3:天井を突き抜けさらなる上昇

想定シナリオの3つ目は、これまでの高値である24000円ラインを突き抜けさらに高騰するものになります。つまり、20000〜24000円の間を長いこと推移していましたがこれは単なるボックス相場であったというシナリオです。推移予測は赤の矢印で示していますが、これまでのトレンドを受け継ぎながらボックス天井(24000円)を突き抜け新たなボックス相場を形成することです。

おわりに

以上、日経平均株価に関する3つの想定シナリオを紹介しましたが可能性の高い順に記述しております。NYダウチャートのトリプルトップの形成・出来高推移を確認するとボックス圏の突き抜けからの高騰は考えにくいのが本音です。先日のNYダウの記事とよく比較してどんな相場になっても対応できる準備はしておいて下さい。これからに関して動きがあったり補足情報が出てきたりしたら記事にするので、またその際に確認していただければ大丈夫です。

そういった情報はいつ出るかも分からないし、大きな相場の変化がいる起こるかも分かりません。つまり、これに関連した記事を次いつ出すかなど検討も付きません。私がブログを更新したら通知を受け取るようにページのずっと下の方にメールアドレスの登録も可能ですので良ければお願いします。また、Twitterの運営も行っております(https://twitter/fundpressss.com)のでこちらの方もフォローをお願いします。