はじめに

昨日はビットコイン(BTC)が一時的に63万円を突破しましたが、これは昨年11月に付けた高値を上回る水準となっています。長らく40万円台を推移し、最近ではようやく50万円台で安定していましたがこの価格はいつまで継続するのかを分析していきたいと思います。仮想通貨市場は未だ全体的にビットコインの価格推移によるところが大きく、仮想通貨関連株式銘柄も同様だと思っています。ビットコインとアルトコインの相関性が薄れていくタイミングが来れば、良い仮想通貨の価値は上がるでしょうし使えないものは消えていきますね。株式であれば東証2部のリミックスポイントは非常に人気がありますが、これに関しても仮想通貨高騰のタイミングでの上昇、出来高が少なくなってくると下落などと未だ相関性が大きいです。仮想通貨でいうと例えばリップル(xrp)。これだけの好ファンダメンタルズ要因が出ているのに何で価格が上がらないと思うかもしれないですが、これに関しても未だにビットコインの影響が強くあるからですね。もちろん、単体での好材料が出るたびに個別で上げる銘柄は多いですが、その後の大きな調整局面で価格も戻していますね。ですので、仮想通貨投資で稼ごうと思ったら今の段階ではビットコインの動きなしでは考えられないという個人的な結論に至りました。

ブチ抜く力 [ 与沢 翼 ]

価格:1,728円
(2019/4/24 12:21時点)
感想(1件)

ビットコインが63万円突破!

Coindesk Japanより

一時的に63万円を突破したビットコインですが2019年4月24日現在では61万円付近で動いています。今回の上昇でビットコインの時価総額は約970億ドルまで拡大し、さらに24時間取引量は150億ドルに達しています。時価総額と取引量のうち、私が重要視しているのは取引量です。これまでにも何度か申し上げてきましたが、価格・時価総額を上げようと思ったらボラティリティが欠かせません。ボラティリティがない状態での高騰は騙しであることが多く信憑性が伴っていません。逆にボラティリティが増えるということはそれだけ注目されていることの裏返しであり、その後から価格は追従してくると思っています。ですので、今回はボラティリティ(取引量)の拡大が60万円突破を後押ししたものと思われます。この60万円という価格が適正なものであればさらなる取引量の増加が見込めるでしょうし、今回の突破が一時的なもので天井を打つのであれば出来高は減少し調整局面へと移行していくものと思われます。その辺も踏まえてこれからテクニカル分析をしていきたいと思います。

テクニカル分析(短期〜長期)

こちらはビットコインの5分足チャートになります。Trading Viewのチャートを使用しておりチャート下部には出来高のみ表示しております。こちらのサイトでは数十種類のインジケーターを使用することが出来るためその組み合わせは無限大ですが、こちらのブログは投資初心者の人にも分かりやすいように作成することをコンセプトにしているため可能な限りシンプルなチャートに仕上げています。チャート上の2本の黒線は私が書き加えたものになります。

日本時間で4月23日の3時ごろに価格上昇を開始し60万5000円付近から63万3000円付近に到達しているのが確認できます。その後は右肩上がりの黒線をサポートラインの基準として緩やかな上げを見せていますね。この上昇トレンドに最初に異変が現れたのは15時に付けた高値になります。それまでは前回高値・安値を切り上げて推移していましたが、ここでは前回高値と同じ水準まで上げると反転下落をしています。その後調整を経て再び上昇に転じていますが、直後の3度目の調整局面ではサポートラインで反発でずに割り込み。これで短期的なトレンド転換が起こったと判断することが出来ます。その後は現在に至るまで右肩下がりの黒線をレジスタンスラインとした下落に転じているのが確認できると思います。

直近のローソク足は非常に大きくなっていますが、これに関しては1つだけ疑問が残ります。大陽線にも関わらず出来高が非常に少ない点です。確かにレジスタンスラインの突き抜けは確認できますが確信が持てないので、ここから徐々に長いスパンのチャートに移りたいと思います。

上の2枚はどちらも1時間足チャートになります。上のチャートの範囲をさらに広げてみたのが下のチャートになります。まず1枚目のチャートをご確認ください。直近のローソク足付近を確認すると大きく上昇してレジスタンスラインを突き抜けている部分がありますが、ここが昨日63万円に到達した部分になります。先ほどの5分足チャートでも触れましたが、その後は緩やかな上昇をした後に短期的には下落に転じています。その短期的な下落が果たして60万円を割り込む水準まで継続するのか否かについて、この1時間足チャートを見ると推測段階では考えることが出来ます。そこで2枚目のチャートを見て下さい。

2枚目のチャートには4月以降のチャートが全て表示されていますが、この1ヶ月間は一定のレンジ相場の中を推移していたことが分かります。そのレンジは3本の黒線に示されているように2つに分割することが出来ます。ここでは上2本の黒線に囲まれているレンジを①、下2本の黒線に囲まれたレンジを②と呼ぶことにします。昨日の高騰でチャートは②から①へと移行しています。このチャートを見るとなんで昨日の上昇で63万円が意識されていたのかを説明することさえ可能になりますね。最近では仮想通貨市場に明らかな変化が見られました。ボラティリティやファンダメンタルズ要因の頻出などです。それにより2018年に落ち込んでいた市場トレンドも徐々に上向き始めました。先日のダウ理論に関する記事でも書きましたが、上昇トレンドとは前回高値・安値を切り上げて推移することで、明らかなトレンド転換要因がない限りは継続するものです。つまり、4月から始まった上昇トレンドの過程でサポートライン(下値抵抗)・レジスタンスライン(上値抵抗)の水準も段階的に引き上げられてきたというだけに過ぎません。つまり、この過程において上値抵抗線の水準が引き上げられてきて今はその水準がたまたま63万円付近であったということです。現にそのラインが意識されており反転下落していますからね。ではこの後どちらに向かうのかを解説しますね。

結論を申し上げると、非常にざっくりではありますが今後の展開は4パターン考えられることになります。1つ目は①の推移、2つ目は②へ転落後その中を推移、3つ目は①のレジスタンスラインを突き抜け新たらレンジへ突入(上昇の加速)、4つ目は②へ転落後さらにサポートラインを割り込み下落。この4パターンです。もちろん、絶対にこの動きをすると断言することは出来ませんし、もしそのようなことを言える人は勝てない人です。あらゆる展開をあらかじめ用意し、実際の展開に合わせて次の手を打っていくことが最大のリスクヘッジであり、今後も投資の世界で生き残る方法の1つになります。

最後に日足チャートの分析を簡単にして今回は終えたいと思います。仮想通貨バブルが弾けてしばらくすると落ち着いた下落トレンドに突入していることが見て取れますね。レジスタンスライン(黒の実線)もサポートライン(黒の点線)も約1年にわたって意識されてきました。この下落トレンドをラインで囲むと三角形に見えますよね。これはそのままですがトライアングルと呼ばれるものになります。トライアングルと一言で言っても種類は非常に多い(上昇型・下降型・対称型・拡大型)です。このパターンは切り下げ天井・水平底によって形成された下降トライアングルになります。余談になりますが、通常このトライアングルはエリオット波動の4番目の波で出現するものになります。ただ、ここでエリオット波動理論について書くと膨大な量になってしまうので、これについては個別で後日記事にしますね。

トライアングルでは最後に2本のラインが交差するタイミングで完成となり、その後どちらかに突き抜けるのですが通常はメジャートレンドの流れを引き継ぎます。チャートに赤い矢印を2本付け加えたのでご確認ください。メジャートレンドはこの場合下落トレンドになりますね。ですので、トライアングル完成後は通常赤い矢印方向に突き抜け、実際そのような推移となっています。

ただ、4月の高騰でそのレジスタンスラインを突き抜けこれが明らかなトレンド転換と呼ばれるものです。1年以上にわたり意識されてきたラインを突き抜けるというのはやはりトレンド転換の信憑性は大きいと判断するのが自然ではないでしょうか?少なくとも今の私にはそのように感じることしか出来ないので、違う意見があればコメントで下さい。その際は参考にさせていただく可能性があります。

続いて目標となるのは、既に接近していますがこれまでサポートラインとして機能していた黒の点線になります。ここで反転すると再び黒の実線(今のサポートラインの1つ)までの調整局面も予想されますが、ここでの攻防が今後の価格に大きく影響を及ぼしますのでご注目下さい。