サンバイオの高騰は続く?企業概要と今後の動きについて。

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サンバイオに超絶ビッグニュース!

4月17日の朝、サンバイオに関する好材料が発表されました。内容については以下の通り。

創薬ベンチャーの「サンバイオ」は日本時間のけさ、アメリカの学会で、外傷性脳損傷の患者に向けた新薬の臨床試験の結果が「良好」だったと発表しました。これを受け、きょうの東京株式市場で株価は前の日より21%上昇しストップ高となりました。健康な大人の骨髄から細胞を取り出し、それをサンバイオ独自の技術で加工、損傷した脳に投与します。すると運動神経に改善が見られ、動かなかった手足が動くようになったということです。サンバイオでは脳を損傷した61人の患者に臨床試験を実施。新薬の安全性が確認できたとしています。この新薬については、厚生労働省は優先的に審査する予定。サンバイオは来年から発売することを目指しています。

引用元:WBS(https://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/market/post_175688)

文字通り、このニュースを受けた17日の株式市場では当然ストップ高の4010円(+700)となりました。このストップ高については昨日のものですが、本日(18日)はと言うと…(11:04現在)。

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なななんと昨日に引き続き700円高の4710円をつけてストップ高となっています。2日間で約1500円の高騰になる見込みで、この上昇を見て“そんな良い材料なんか?”と思われる人もいるかもしれないですね。引用文中に「健康な大人の骨髄から取り出した細胞に独自の加工を施し脳に投与した結果、動かなかった手足が動くようになった」とありますよね。なんか普通に読んでたら素通りしてしまいそうなこの部分、実はめちゃめちゃすごいことだったんですよね。

「脳は再生しない」と考えられていた理由とは

例えば、「転んで膝を擦りむいた」「転落して骨折した」などであれば病院に行ったりまたは軽いものであれば自然治癒力によって回復しますよね。それは損傷した部位(上の例であれば擦りむいた箇所・骨折した箇所)における細胞分裂が起きて組織を再生しようという機能が働くからです。しかしながら、組織を再生するという部分において脳はほとんど力を持っていません。脳卒中・脳梗塞など脳に損傷を受けた場合には、その後のリハビリを経て運動機能が回復する場合があります(回復という言い回しすら若干不適切かもしれません)が、これは損傷部位の組織回復によるものではありません。簡単に言うと、損傷を受けていなかった部分の機能によってそのようなこと(手足の運動など)が可能になっているんです。

ですので、本来再生しないと考えられてきた脳ですが、サンバイオによって常識が覆されるかもしれないですね。かもしれないというか、既に実験は進められておりその結果が「良好」とのことなので今後の医療の発展に大きく貢献することは間違いなさそうです。厚生労働省も優先的な審査を行うとのことなので、株価の高騰は必然的だったということですね。

しかし、以前アンジェスについて書いた際にも触れましたが、この業界は非常に波が激しいということを理解しておかなければなりませんね。研究・開発には膨大な費用と時間がかけられており、それはこれまでもこれからも同じです。好材料が出た時の爆発力(今回の高騰など)はものすごいものがありますが、想定通りの成果が挙げられない場合の増資発表やその他株価の押し下げ要因が発表されれば…。期待値が高まれば高まるほど大きな下げ幅を覚悟しなくてはなりません。ただ、アンジェスにもサンバイオについても言うことが出来ますが、何かしらの材料が出ればボラティリティが非常に大きくなる業界でもありますので、そう言う意味では投資家にとっては参入する意味は大いにありますね。

サンバイオの企業概要

http://www.sanbio.jp/corporate/business.html

こちらの画像にはサンバイオの目指す姿が凝縮されています。脳梗塞・外傷性脳損傷・アルツハイマー・パーキンソン病など通常の医薬品では対処することの出来ない分野での「再生医療」を実現しようとしています。

これだけでも昨日飛び込んできたニュースがいかに革新的なものであったかは伝わるかと思います。アンジェスであれば遺伝子治療薬、オンコリスはがんの新薬、そしてサンバイオは中枢神経系領域の再生医療。最近はいずれもボラティリティが大きくなってきており、もうエントリーするには遅すぎるのではないかと考えている人も多いかと思います。確かにアンジェスの高騰時に1200円でエントリーすることや、今回であれば2日連続のストップ高の後にエントリーするのは短期的に見れば高値掴みかもしれません。しかし、アンジェスであれば1200円時に週足チャートを見ていれば800円水準に戻す可能性が大きいことは予想できたはずです。少なくとも今の材料レベルでエントリーの早い遅いを考えるのはナンセンスですね。

株式市場に飛び込む以上、利益が欲しくて取引をするんですよね。資金は無くなってもいいからこの企業に投資したいと本心で思っている人はほとんどいないと思いますよ。それこそ慈善事業にはまってるんですかって聞きたくなりますね。慈善事業は非常に重要なことですが、それにはお金が必要なので順序は間違わない方が良いですね。利益を取る上で皆さんが株式市場に求める条件はそれぞれあると思いますが、私の場合は「ボラティリティの高さ」です。良い銘柄を見つけてもボラがなければ稼げず、それこと私の投資対象からは真っ先に外れます。そう言う意味で上に示した3銘柄はボラティリティが出始めたので、ようやくこの業界の良さが出てきたのかなとも感じます。

サンバイオの短期的な株価水準は?

これから実際にサンバイオのチャートを使ったテクニカル分析に移りたいと思いますが、タイトルはあえて“サンバイオの短期的な株価水準は?”にしています。と言うのもこの銘柄に関して長期的な目線で考えても意味がないからです。求める再生医療が実現すれば、必然的に爆発的な需要を取り込み株価の高騰は免れません。反対に、再生医療の実現が想定外の結果に終わった際にはそれなりのリスクが伴うことを理解しておけば良いわけです。ボラティリティが出てきた今だからこそ短期的なエントリーチャンスを伺ってトレードをしませんか?と言う私からの提案です。ずっと持ち続けると心に決めた人もいるでしょうが、それはそれで構いません。ただ、資金効率・時間効率を考えてください。100日間調整なしで上がり続ける銘柄がありますかと言うことです。安いところで買って高いところで売るのが基本ですね。5年後に確実に高騰していると言う断言は出来ないので稼げるところで稼ぎましょう。

こちらは週足チャートになります。オレンジ色の横線はこれまでの高値として意識されていた水準になります。現在はその水準は若干突き抜けている状況ではありますが、確実に突き抜けているわけではないので安心は出来ませんね。天井として意識されてきましたが、非常に良いファンダメンタルズ要因もありましたので、ここは軽く突き抜けて新たなボックス水準に突入する見込みは十分にありますね。さらに、3本の赤線を加えました。下から第1レジスタンス・第2レジスタンス・第3レジスタンスとします。今週の高騰で第1レジスタンスは突き抜け、さらに第2レジスタンスに達しています。先ほどのボックス天井の突き抜け・第2レジスタンスへの到達を考えると来週の動きによって今後の向かう先が決まってきそうです。それらの水準を突き抜けることが出来れば、これまでの窓を埋めながら6000〜8000円程度までの上昇が見込めますね。反対に、そこまで突き抜ける力がなければ反転下落からの3500円付近までの下落リスクが生じてきます。

今週も本日含めて2営業日あり、特に明日も同じような高騰が続くのであればボックスの突き抜けを意識して良さそうですがまだ断定はできません。また動きがあれば更新しますね。本日は以上になります。

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