チャートの種類ってどのくらいあるの?馴染みのあるローソク足チャート以外のものを複数紹介!

スポンサーリンク
全て

はじめに

今回は「チャートの仕組み」について書いていこうと思います。日本で株式投資やFX、仮想通貨投資をしている人の多くが、ローソク足チャートを表示しているのではないでしょうか?しかし、チャートはローソク足以外にもバーチャートやラインチャートなど様々な種類のものが存在しているので、今回はそれらの特徴なども含めて解説していきます。

これからテクニカル分析を本格的に勉強していこうと考えている人もいると思いますが、まずはチャートの仕組みという基本中の基本の部分から抑えていきましょう。また、取引手法はデイトレードと呼ばれる超短期的なものから、スイングトレード(中長期)、そして長期投資など様々あります。チャートに関しても、この投資手法に応じて5分足チャートを見るのか日足チャートを見るのかなどを考えなくてはなりません。

まず、投資を始めるにあたっては自分自身の軸を定める必要があり(ファンダメンタルズ分析なのかテクニカル分析なのか、そしてテクニカル分析であればデイトレードなのか長期投資なのか)、それに基づいて正しい勉強をしていくことをおすすめします。では、ここから色々なチャートに触れていきたいと思います。

バーチャートとは?その特徴や使い方など

日経平均株価のバーチャート

こちらがバーチャートを視覚的に表したものになります。普段ローソク足チャートを使っている人がほとんどだとは思いますが、基本的にバーチャートとローソク足チャートの見方は同じになります。

まず、バーを見るだけでその期間の始値・終値・高値・安値を一目で確認することが可能です。高値と安値に関してはバーの上端と下端が示しているので分かりやすいですが、たまに間違えてしまうのは始値と終値ですのでここでしっかりと覚えてください。垂直のラインの左側に突き出ている短線が始値、そして右側に突き出ている短線が終値を示しています。では、続いては折れ線チャートについて触れていきます。

ラインチャートとは?その特徴と使い方など

引用元:SBI証券

こちらがラインチャートになります。株式投資などでYahoo!ファイナンスなどを活用しているトレーダーの方であれば非常に見慣れたものなのかもしれないですね。このラインチャート(折れ線チャート)では、終値のみを時系列的に結んだものになります。テクニカル分析を好むトレーダーの多くは終値が最も重要視されるべきであると考えていますので、終値のみを結んでいるラインチャートでの値動きを分析することでトレンドの強弱や方向性、さらにはサポート水準やレジスタンスラインまでもを確認することが可能であると考えられています。続いては、聞き慣れていない方がほとんどかもしれないですがポイント・アンド・フィギュアというものについて見ていきましょう。

ポイント・アンド・フィギュアとは?その特徴や使い方など

引用元:https://kabu.com/investment/guide/technical/18.html

こちらのチャートはほとんど見たことがないのではないでしょうか。チャートを確認していただくと○と×の列が交互に示されており、○は下落、×は上昇を表しています。こちらのチャートですが、他のものとは若干見方が違い、仮にこちらのチャート分析を極めたらこれまでよりも買いシグナルや売りシグナルは特定しやすくなると思っています。これまでのバーチャートやラインチャートに関しては、ローソク足チャートと基本的な考え方は変わらないので詳しい解説は省略しますが、こちらに関しては若干特殊なものになりますのでぜひこの場でイメージできるようになってください。 

ちなみに18世紀の株式トレーダーが使っていたものこそが、こちらのポイントアンドフィギュアチャートになります。まず、ポイントアンドフィギュアとその他のチャートの決定的な違いを教えます。それは…

「時間軸の有無」

です。どういうことかというと、例えば5分足チャートの場合であれば5分に一つの足が必ず形成されます。バーチャートでもラインチャートでも同様のことが言えます。しかし、ポイントアンドフィギュアでは、単に値動きだけを追いかけるもので時間は全く考慮されていません。なので、本来のチャートであれば縦軸が価格・横軸が時間となっていますが、ポイントアンドフィギュアの場合は値動きがなければチャートが書き換えられることはありませんし、反対にものすごく値動きが激しければチャートは頻繁に更新されていくことになります。

この記事ではバーチャート・ラインチャート・ポイントアンドフィギュアを1枚ずつ載せていますが、最初の2つとポイントアンドフィギュアのチャートにはもう1つ大きな違いがあることに気が付くでしょうか?それは…

「出来高表示の有無」

になります。もちろん自分自身でチャートに表示する指標については設定可能ですが、基本的にはチャートの下にオシレーター指標を表示していますよね。オシレーター指標では主に買われすぎ・売られすぎを判断しており、出来高に関してもある価格帯での売買を視覚的に捉えることでレジスタンスポジションやトレンドの転換点などが探りやすくなっています。

では、それらオシレーター指標が表示されていないポイントアンドフィギュアではどのように意識されている価格帯を分析するのでしょうか。それに関してはこちらのチャートの仕組みを考え直すと見えてくると思います。まず、こちらのチャートは時間は全く考慮されることなく、価格の変動のみでチャートが更新されていきます。つまり、ある価格が強く意識されているとそのラインでの攻防が非常に多くなっているということです。つまり、その意識されているラインを割り込むとさらに値動きが活発化したりトレンド転換したりと予想することが出来ますし、逆にその価格帯が近づいてきたらそろそろ反発が近いのではないかなどど推測することも出来ます。つまり、このチャート1つで支持線や抵抗線まで表す役割を果たしているわけです。

こちらのチャート分析は特殊ではありますが、マスターしたらかなり強い武器にもなり得ますね。今後もたまにはポイントアンドフィギュアを使った分析を解説できればと思っていますが、もしこちらの分析についてもっと詳しく知りたいという方がいればこちらをご参照ください。

最強のポイント・アンド・フィギュア分析 ──市場価格の予測追跡に不可欠な手法【電子書籍】[ トーマス・J・ドーシー ]

価格:4,644円
(2019/6/6 16:17時点)
感想(0件)

終わりに

今回は複数のチャート形式について見てきました。ほとんどの投資家についてはおそらくローソク足チャートを使っていると思いますが、というのも今の日本ではローソク足チャートが主流になっているから何も疑わずにローソク足チャートを使っているのだと思います。

しかし、世の中には今日紹介してもの以外にも様々なチャートが存在し、それぞれが特有の個性を持っています。これから投資を本格的に始めたいと思う人や、最近投資が上手くいっていない方などについてはもう1度色々なことを学び直して自分の適性を見つけるのも良いかもしれないですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました