【暴落リスクは継続】米中貿易摩擦が生んだ株式・為替市場の混乱

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全て

 トランプ米大統領は米メディアFOXのインタビューを行った。
米中貿易戦争での最終目標についての質問を受け、
私は非常に満足している。米国は多額の資金を手にした。中国は我々ほどうまくやっていない。

引用元:https://fx.minkabu.jp/news/103727

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こちらは本日の昼過ぎに速報として出されたニュースになります。この発言の裏でどのようなことが起こっているのかを考えていきます。

米国の中国に対する課税、そして中国による米国への報復課税により株式市場・為替市場は文字通り大荒れとなっています。NYダウ指数はトリプルトップ、日経平均株価はヘッド・アンド・ショルダー(三尊)を形成しており、私は以前の記事でこれらは中長期的なトレンド転換機にあり今後大暴落の可能性について触れてきました(それらの記事については以下のリンクよりご確認ください)。

ちょうど、これらの記事を完成させた時にはNYダウと日経平均株価は、それぞれトリプルトップと三尊の完成に向かっていた最終過程であり、その後すぐに指数は連日の下落となっています。

NYダウ・日経平均株価の現状は?

これからNYダウと日経平均株価について、それぞれのチャートを貼り付けるのでその現状とリスクについてご確認ください。

NYダウの週足チャート

こちらはNYダウの5年チャート(週足)になります。2017年から2018年1月にかけて(青矢印部分)は出来高と株価が並行して上昇していることがご確認いただけると思います。出来高が増加し株価も上昇する、というのはごくごく自然な流れであり綺麗な上昇相場だと判断することができます。

よく大きなトレンド転換のサインとして、出来高と株価の動きが反比例していることが挙げられます。株価は上昇しているのに出来高は減少傾向にある場合には、買いが薄くなっていることを示唆しており相場の天井であると判断することが出来るわけです。

日経平均株価の週足チャート

続いてこちらは日経平均株価の週足チャートになります。こちらについてもヘッドアンドショルダーの条件についてはほぼほぼ揃っておりますね。今は3回目の天井をつけた後の下落局面にあり、青線で示されたネックラインを割り込むことでさらに完成形に近づいていきます。

テクニカル分析の観点で言うと、これまでと変わらず中長期的なトレンド転換期にあると判断するのが自然であり、無理なエントリーは控えた方が良いのではないかと思っています。指数の動きが個別銘柄に与える影響は大きく、それと連動性を伴っているので今の下落局面での無理な取引はしないようにしましょう。

米ドル円チャート

株価が安くなっている現状を考えると、為替相場が大まかにでもどのように動いているかが見えてくるのではないでしょうか。経済不安から安全資産と考えられる円買い傾向にあります。

以前までは「有事のドル買い」という考え方が非常に強かったですが、もはやそれは過去のことになっています。今では何かの不安材料が出ると全体的に円高傾向に動くようになりました。もちろん、米国の中国に対する追加関税の際にも、中国の報復関税の報道が出た時にもそのように為替は動きました。

あらゆる円との通貨ペアのチャートを確認してもらうと分かりますが、基本的には最近は円高傾向にあり、また株価水準も落ち込んでいるため中長期的に悪い景気サイクルが回ってきていると考えることが出来るのではないでしょうか。

今回の主な内容は以上になりますが、この次の回からは実践的なものになります。落ち込んでいる相場だからといってずっと休んでいたのでは資産形成の効率としては非常に悪くなってしまいますので、このような相場ではどのように考えていくべきなのか、についてテクニカル分析の観点から触れられればなと思っています。

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