日経平均株価の反発上昇が始まる!?

   

東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに反発した。朝方しっかりで始まった後、マイナスとなる場面があったものの、きょうの人民元の対ドル基準値が当局の元安誘導を想起させるものではなかったことで、米中対立が緩和するとの見方が広がった。為替相場も落ち着いて推移し、市場関係者の間で安心感が生じた。大引けの日経平均株価は、前日比76円79銭高の2万0593円35銭。7日の米国株式市場で、主要3指数が序盤の大幅安から切り返したことや、上海株などアジア主要株指数が反発に転じたことも好感された。6日につけた直近の立ち会い中の安値2万0110円76銭から500円超の戻りを演じ、テクニカル的にも目先底打ちとの印象を与えている。前日までの4日続落で突っ込み警戒感が台頭していた中で「きょうについては外部環境に悪材料が見当たらないため、買い戻そうという機運が高まった。ただ、TOPIXの戻りが鈍く、日経平均も自律反発のレベル。それでも、前日と比べると下値不安は後退している」(国内証券)といった声が出ている。先物市場では、アルゴリズム取引の買い戻しも観測された。市場では「前日に続き、人民元の対ドル基準値の水準に対する警戒が異様に高まっていた。この程度にとどまったということで冷静さを取り戻した」(岩井コスモ証券の投資情報センター長、林卓郎氏)との指摘もある。人民元の対ドル基準値は、世界的な金融危機以降初めて1ドル=7元を超える元安水準に設定されたものの、市場予想と比べて元高方向となり、元の下落抑制に向けた当局のシグナルと受け止められた。個別では、第1・四半期で上場来最高益の決算となったジャストシステム<4686.T>がストップ高となるなど、引き続き好決算銘柄を物色する動きが目立つ。主力銘柄は、トヨタ自動車<7203.T>が堅調な半面、ソニー<6758.T>はさえず、高安まちまち。指数への寄与度が高いファーストリテイリング<9983.T>がしっかりだが、ソフトバンクグループ<9984.T>は値を消す展開となった。

引用元:東洋経済オンライン(https://toyokeizai.net/articles/-/296692)

こちらは昨日の日経平均株価について書かれているものになりますが、昨夜はNYダウも前日比371ドルの上昇であったことに加え本日の日経平均も約100円高となっているので、上記のニュースでも公表されているように米中貿易摩擦に関する短期的な問題は収束しつつあるように思えます

“問題”と言っても、ことの発端は元安ドル高に対するトランプ大統領の“為替操作”発言にあり、こちらに関しては決して信憑性が保証できるようなものではなかったのですが、市場はそれによりさらに先行不透明感を強め大きく下落していましたね…

とりあえず、前回の記事ではNYダウの今後の動きについて短期・中長期の両面から分析をしているのでまだ読んでいない方についてはこちら(https://fundpressss.com/archives/1442)をご覧ください

そして今回のメインコンテンツについてですが、こちらの記事では日経平均株価指数の分析とそれに対して大きな影響を与えていると考えられる銘柄についてのテクニカル分析・機関投資家の空売り残高状況などについて見ていきたいと思います

 

[テクニカル分析]日経平均株価の今後の株価推移は?

参照:SBI証券

こちらは日経平均株価1年間の推移を示した日足チャートになりますが、こちらは5月初めに中期的なトレンドが下向きに変化しており(トレンド転換した際のトレンドラインは引くのを忘れました)、今は2本のトレンドラインに挟まれた形でのレンジ相場内を推移している状況にあります

日経225銘柄への投資をメインでやっている投資家の方にとっては基本的なことかもしれないのですが、このチャートを見てポイントになってくるのはたったの1つだけで「数営業日前の陽線出現でエントリーすることが出来たか否か」になってきます

ここでエントリーのポイントになった理由は陽線が出現したからではなく、出来高の増加率が過去1年間との比較では最も大きいことが一目瞭然だからです

もちろん、そのような状況の中でエントリーしたからと言って必ず利益に繋がるわけではなく、もちろんさらなる下落を招く可能性も少なからずありますが、そのような状況になったらやるべきことは1つだけで「損切り」しかありません

一応トレンドライン内での反発が確認できているので大きなトレンド変化は見られなかったという結論に至り、今後の短期的な利確ポイントとしてはレジスタンスライン(黒線)近辺での攻防になってくると思われますので頭の片隅に入れておいてくれるとありがたいです

日経225銘柄の寄与度ランキング

参照:https://kabutan.jp/warning/?mode=8_1

こちらは本日9日の日経225銘柄の寄与度ランキングになりますが、圧倒的に寄与度が赤い2銘柄(テルモ・資生堂)についてのチャート・機関投資家の動きを分析していきたいと思います

参照:SBI証券
参照:SBI証券

まず初めに最も寄与度の高かったテルモについての信用状況やチャート分析をしていきたいと思うのですが、最初に断っておくと機関投資家の空売り残高については2019年に入ってからは全く変化が見られていないので省略します

本日のテルモの動き・今後の株価推移を考える上でポイントになってくる点は2個しかなく、それは「窓埋めはいつになる?」「3500円を突破する?」ということだけになります

正直株価は本日の終値ベースで3314円となっており最低購入価格は約33万円と決して安いものではないのですが、その割には大きなボラティリティには期待出来ないのではないかというのが私個人の考えになります

私のブログを読んでくれている方のほとんどは現物取引のみ、つまり「買い」でのエントリーが基本になってくるとは思いますが、テルモの今後の株価推移について言えばそのような現物投資家にとっては少々都合の悪い銘柄ではないかと思っています(あくまで個人的な意見)

現在は大きく不安定な株価推移となっているようにも見えますが、その詳細を分析してみると天井は3500円という結論に至り、つまり3500円を超える勢いがあるのかないのかという部分が重要になってくると考えています

   

3500円を超えることなく反発するとなれば当然今後は窓埋めに向かっての下落加速が予想されますし、反対に3500円を突き抜けることになるとさらなる買い圧力の増加に期待が出来ることになります

何れにしてもそのポイントはあと200円ほどに迫っており、今後の株価推移に関するリスクの大きさを考えると投資対象としてはこちらに固執しないというのが現時点での判断であり、今後の窓埋めからの押し目を待つという選択肢も有効ではないかと考えています

では続いて寄与度ランキングでは2位となっている資生堂の分析に移りたいと思いますが、こちらに関しても少なくとも直近1ヶ月以内に機関投資家による空売りが進んでいるわけでもなく、反対に買い戻しが行われているわけでもないので今回は触れません

資生堂は大幅続伸。同社が8日、2019年12月期の連結当期利益予想を前回公表の755億円から830億円(前年比35.2%増)に上方修正すると発表し好感されている。1─6月期までの業績が堅調に推移したことに加え、税金負担の減少などが貢献する。1─6月期の営業利益は前年同期比3.0%減の689億8000万円となった。1─3月期はマーケティングや研究開発、人材への投資で費用が増加したが、4─6月期は中国・欧米事業が好調で営業利益が前年同期比25%増となるなど業績は回復基調にある。

引用元:https://jp.reuters.com/article/ホットストック:資生堂は大幅続伸-19年12月期当期利益予想を上方修正-idJPL4N2550NV

資生堂の買い圧力が非常に強まっている理由は決算発表という明確なものになっておりますので納得ですが、今後の利確ポイントや押し目水準がどのあたりになってくるのかをチャートから分析していきたいと思います

参照:SBI証券
参照:SBI証券

こちらは資生堂の日足チャートと信用データになりますが、こちらのチャートは複数のボックス相場に分類することが出来るので今回は黒線・赤線の2本を追加しています

今回の高騰によりボックス天井は黒線水準・底は赤線水準というレンジを設定することが可能ですが、今後ポイントになってくるのは「赤線を割り込むか否か」という点になってくるのではないでしょうか

大きな窓を開けての上昇となっているため、今後は窓埋めに向けた反転下落という可能性も捨て切れませんがこの動きになるまでにはまだ時間がかかるかもしれないと私自身は考えています

これには「好決算という内的要因による上昇であること」「信用買残高の大幅上昇及び信用売残高の大幅な減少」という2つの大きな理由があるからです

この後にさらなる上昇をしていくことになると天井水準である黒線を突破するか否かという新たなポイントに突き当たることになりますが、この水準は過去1年間で3度もブレイクに失敗しているポイントになりますので重要性が増していることは言うまでもありませんね

 

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