フェイスブックが「フェイスブックペイ」を発表も、市場への影響はほとんどない?

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Facebookの新サービス「フェイスブックペイ」は全く好材料ではない!?

米フェイスブックは同社のさまざまな決済機能を新たなブランド名の下で単一のサービスとして統合し、自社の全てのアプリで展開する計画だ。12日の発表資料によれば、新たな決済サービスの名称は「フェイスブックペイ」。 ユーザーは既にフェイスブックが運営するさまざまなサービス内で寄付やアプリ内購入といった形で決済が可能だが、近くユーザーのクレジットカードやデビットカードの情報が登録された単一のシステムを通じてフェイスブックの全アプリで決済できるようになる。フェイスブックはメッセージアプリを中心に自社のサービス統合を進めている。ユーザーのアプリ間移動を容易にし、写真共有アプリ「インスタグラム」やチャットアプリの「ワッツアップ」と「メッセンジャー」がいずれも同社のサービスだとの認識を高めるためだ。フェイスブックのこうした取り組みについては、事業分割の可能性から身を守る手段だと指摘する声もある。同社は複数の規制当局から反トラスト調査を受けており、ブランドやメッセージ・決済サービスを統合するというアイデアが、同社を分割しようとする当局の試みの回避につながる可能性がある。ストライプやペイパル・ホールディングスなど既存の決済パートナーはフェイスブック向け決済処理を継続する。フェイスブックペイのサービスは週内に米国内でソーシャルネットワーク「フェイスブック」とメッセンジャー向けに始まり、インスタグラムとワッツアップにもいずれ導入する計画だ。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-13/Q0VQEXDWLU6I01

今回の記事はブルームバーグより『「フェイスブックペイ」始動へ-FBのさまざまな決済機能を統合』という記事を紹介していきたいと思います。Facebookに関して最近話題になったことと言えば…独自の仮想通貨「リブラ」の発表でしたね。このリブラとの違いについても後ほど触れていきたいと思いますが、参考までに仮想通貨リブラと今回発表したフェイズブックペイは全くの別物になるのでそこだけ認識しておいてください

まず初めに、「Facebook」の紹介からしていきたいと思います。「f」というロゴでお馴染みの同社ですが、全世界の月間ユーザー数は約25億人・日本国内のユーザー数は約2800万人ほどになります。また、Instagram・WhatsAppを傘下にしており、特にインスタグラムに関してはほとんどの若者が利用しており「インスタ映え」はもはや社会現象にまでなっていると思います。ちなみに、私はInstagramは利用していますが、フェイスブックは使っていません。使っていないというか何度チャレンジしても使いこなすことが出来ません。ですが、Facebookに関しては経歴・ユーザー情報を詳細まで知ることができるため、ビジネスマンは名刺代わりにフェイスブック上で繋がることもしばしばあるそうです

   

仮想通貨リベラとフェイスブックペイでは市場に与える影響の大きさが桁違い!

では、ここから仮想通貨リブラとフェイスブックペイの違いについて触れていきたいと思います。リブラはフェイスブック社が発行する仮想通貨(デジタル通貨)ということになるので、その後に見据えるのは世界共通の決済手段としての役割を果たすことだと考えられます。しかし、こちらの仮想通貨については6月についてその構想を発表しているのですが、規制当局などの懸念が強くその実用化には未だ至っていません。そして、仮想通貨リブラの実装時期が未確定であることから、その代替手段として発表されたのが既存の決済システムを活用した「フェイズブックペイ」ということになります

記事冒頭の引用部分にも書いてあるように、こちらのサービスについては明確な時期は設定されていないものの、フェイスブックの全アプリで使用できるようになるということです。正直、今回のサービス展開を大きな好材料として考えている投資家は少ないと思うので、株価への影響はそれほど強くないかとは思います。その理由は「フェイスブック社に関わるアプリに限定されていること」「既存のビジネスモデルであること」の2つが挙げられます

まず前者について。仮に今回の発表が仮想通貨リブラの実装であった場合には、新たなビジネスモデルとして大きな注目を集めるばかりでなく、その他にも無数に存在する仮想通貨の可能性について期待を持たせることに繋がります。その結果、多くの仮想通貨関連株の上昇にも寄与する可能性はありましたが今回はその限りではありません。続いて後者についてですが、これは我々の身近にも既に存在しているものだからです。例えば「LINE Pay」「Pay Pay」などが挙げられますが、正直言ってフェイスブックペイと比較しても前に挙げたものの方が汎用性が高く、日常生活における応用範囲は広いと考えられます。そのため、株価の上昇要因としては弱いのではないかという判断です

   

【テクニカル分析】フェイスブックの今後の株価推移は?長期的には売り先行か

https://jp.tradingview.com/chart/QX2IsTwk/

最後にフェイスブックのテクニカル分析をして、今後の株価推移について複数の可能性について探っていきたいと思います。まず、1枚目は週足チャートになります。チャートは右肩上がりの上昇トレンドになっていますが、現在はその勢いが少し弱まっており高値を更新できていない状況になっています。高値の目安はピンクのラインであり、下のピンク線については現トレンドの押し安値水準となっています。また、このチャートで気になる点を挙げるとするならば、2本の黄緑色の矢印部分です。週足チャートとRSIの間にはダイバージェンスが発生しており、さらに高値の更新を出来ないようであればトレンド転換の可能性も考えなくてはなりません

基本的に“明確なシグナル”が出るまでは現在の上昇トレンドが継続することになるので、押し安値水準を再び割り込むことがない限りは、高値を更新しなくても買い優勢と考えるのが自然かと思います。今回の材料に関しては、それほど強いインパクトはないにしても決して悪材料ではないので横ばいに推移する期間が長くなるのではないかと予想することが出来ます

https://jp.tradingview.com/chart/QX2IsTwk/

続いて日足チャートを見ていきます。株式銘柄にはデイトレード(短期取引)に向いている銘柄とそうではない銘柄がありますが、こちらの銘柄は超大型・安定株式の部類になるので基本的には長い目線で追うことが基本になってきます。そのため、今回のテクニカル分析に関しては先ほどの週足チャートとこちらの日足チャートの分析のみを行います

先ほどの週足チャートでは押し安値・高値水準をピンク色で表現していましたが、日足チャートになるとさらに細かい株価推移を見ることが出来、より細かいラインが引けるようになります。そこで、こちらのチャートではそれらを水色のラインで示しています。より長い時間足の方が信憑性があるため、日足よりも週足チャートのラインの方が強く意識されていますが、出来ることならマルチタイムフレーム分析を意識して日足・週足チャートの両者を組み合わせて考えることが出来れば完璧です

マルチタイムフレーム分析(MTF)とは、異なる時間軸のチャートを見て、現在の相場状況やトレンドを把握したうえで、エントリーポイントを探る分析法です。短期・中期・長期等のトレードスタイルに関係なく必要とされる重要な基本分析法です。

引用元:https://www.fx-dealings.com/archives/744

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