ロックアップが解除され共同創業者が株式を大量に売却!

配車サービス大手、米ウーバー・テクノロジーズの共同創業者トラビス・カラニック氏は先週、保有するウーバー株の約20%を手放した。同社の取締役を務めるカラニック氏(43)は、信託の形で保有していた2030万株を売却した。これは5億4700万ドル(約600億円)に相当する。8日の当局届け出で明らかになった。5月に新規株式公開(IPO)を実施したウーバーは、内部関係者や初期投資家の売買を180日間制限するロックアップ期間を設けていたが、これが先週終了した。大型の売りが響き、ウーバー株は先週、上場来の最安値を付けた。11日のニューヨーク時間午前10時22分現在、ウーバーの株価は2.2%安の26.42ドル。IPO以降では41%下落している。IPO時は760億ドル近かった時価総額は、約450億ドルに減少した。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-11/Q0TBJL6TTDS601?srnd=cojp-v2

今回はブルームバーグより「ウーバーの共同創業者、ロックアップ終了で600億円相当の株式を売却」という記事を紹介していきたいと思います。ある程度の期間を保有しているスタイルの投資家であれば「ロックアップ」という単語を耳にする機会は多いとは思います。しかし、中には投資を始めて間もなく、あまり聞き慣れていない方もいるかと思いますので念のためこちらの単語の定義についても解説していきたいと思います

「ロックアップ」とは、「株式の新規公開・売り出しにあたり、大株主はその新規公開や売り出し後の一定期間については市場での売却をしないという契約のこと」になります。実際にトレードをしている人はイメージしやすいかと思いますが、大株主の取引は市場に対して大きな影響を与えやすい・相場を変動させやすいので、そのような観点から相場の混乱を防ぐためにこのようなものが設けられています

Bloombergの引用部分ににもその記載がありますが、ウーバーは「内部関係者・初期投資家の売買に180日間の制限」を設けていました。つまり、ロックアップ期間についてはロックアップによって膨大な量の売却を防げていたことになるので、株価も安定した推移が比較的確保されていたことになります。今回その期間が終了したことで、早速大きな売却の動きがあったわけですが…その売却主が投資家にとっては都合の良いものではですね

「ウーバー」という言葉を聞いてソフトバンクグループを思い出す方も多いのはないでしょうか?ウーバー上場時にはソフトバンクグループは筆頭株主になっており、同銘柄の上場直後の低迷した株価推移により不安の声も上がっていました。ソフトバンクグループといえば先日ウィーワークを主な原因として大赤字を発表したばかりですね。ちなみにそちらの記事がこちら

https://fundpressss.com/archives/2385

投資会社としての側面を強め、あらゆる業界への投資・出資を進めているソフトバンクグループにとってはかなり厳しい状況になっていますよね。このようなスタートアップ企業に投資をするということについては、まさにハイリスクハイリターンという言葉がぴったりです。中国のアリババ集団のように大きく化けるものも少ないくないですが、その一方で実用性が疑問視されたり、また結果的にはマイナスになることも多いです。また、何よりのリスクになるのが資金の流動性ではないでしょうか?

今ではエンジェル投資家という言葉も頻繁に耳にするようになりましたが、「いつ事業が花開くかが未知数」「成功するかも分からない」ということです。投資家にとっては動かせる手元資金がないということは非常に強い恐怖であり、その点ではデイトレードのような短期取引は高い流動性である程度のリターンを見込むことが出来るので魅力は大きいです。また、エンジェル投資については債券のような信用も未知数であるので、それを考えるとリスクはあらゆる観点から「非常に大きい」と考えることが出来ます。では、最後にウーバーの株価の現状をテクニカル分析の観点から見ていきたいと思います

   

【テクニカル分析】ウーバー株価は今後も下落し続ける?トレンド転換の目処が全く立たない現状に愕然

1枚目は週足チャートになり、追加してあるピンク色の水平線は週足チャートで見た場合の戻り高値水準になります。高値・安値ともに切り下げており下落トレンドが継続していますが、まだ戻り高値を突き抜けている形跡はないのでトレンド転換の目処は立っていません。そればかりか、本日取り上げたニュースにもあるように大株主の大規模な売却もありましたし、ロックアップも解除されたことでその動きがさらに加速する可能性についても否定できません

続いて2枚目は日足チャートになりますが、チャート上には1本の水平線を追加しています。この紫色のラインは、前回安値水準であり、チャートはここを割り込んでいるため明確に下落トレンドの継続を認識することが出来ます。ピンク色のラインは先ほどの週足チャートでの戻り高値水準ですが、日足チャートで見ても戻り高値水準は同じピンク色のラインになるので、今後中長期的なトレンド転換の目安として「33.92ドル」を意識してみるのが良いと思います

3枚目は4時間足チャートになりますが、このあたりから大きな窓が見えてくるようになります。今の中長期トレンドでは間違いなく下落方向に進んでいますが、その中身を細かく見てみると上下動を伴っていることは皆さんも知っていると思います。今は一旦短期的な反発上昇が見込めるかもしれないタイミングであり、短期トレードをするのであれば大きなリスクは伴いますが一時的な高値水準を分析する必要があります。基本に従うのであれば、窓埋めの動きをすると考えられるため、その水準まで戻るのではないかと考えています。何れにしてもファンダメンタルズのマイナス要因が大きいので、戻り高値水準であるピンク線よりも安いポイントでの反転が見込めるので意識して見てください

   

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