投資においてお金持ちが圧倒的に有利な理由とは?

米国の歴史的な景気拡大は上位1%の超富裕層の富を膨らませ、彼らの資産はミドル層とアッパーミドル層の人々の合計資産額を上回ろうとしている。米国の上位1%の家計は過去10年間に株式相場上昇から大きな恩恵を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)のデータによると、現在では米国の公開企業と民間企業の株式の半分以上をこの層が保有している。 この株式保有のおかげで、米国民の中で超富裕層が握る富の部分は増え続けている。1%の超富裕層が持つ資産は4-6月(第2四半期)に約35兆4000億ドル(約3860兆円)となり、米国民の50パーセンタイルから90パーセンタイルを構成するミドルおよびアッパーミドル層の合計36兆9000億ドルに迫っている。米国民、上位1%の金持ちに入るには少なくとも5600万円の年収必要

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-11/Q0SFC6T0G1KW01?srnd=cojp-v2

今回はブルームバーグより「米国民の上位1%、超富裕層の富が中流階級の合計資産上回る寸前」という記事を取り上げていきたいと思います。今回の記事においてはアメリカの例で書かれていますが、この所得格差・資産格差といったものについては世界中で深刻になっている問題の1つかと思われます。こちらのブログでは投資情報の配信を行っているので、今回は投資における格差について触れていきたいと思います

投資の世界における“格差”と言われたら、まず初めに何を思い浮かべるでしょうか?考え方は人それぞれなので、仮にこの問題の答案用紙を集めたとすると多種多様な回答が得られると思います。私の場合は、投資の世界における格差と言われたら真っ先に“投資金額の大きさ”を思い浮かべますし、これと同じことをイメージした人もかなり多いのではないかと思います

ただ、大きな投資金を用意出来る人とそうでない人ではなぜ大きな格差が生まれるのか?今回はこのことについて考えていきたいと思います。私の中ではある程度の結論は出ているのですが(もちろん正解はありません)、それは「最速で1億円を稼ごうとするから」ではないかと思います。もちろん、ここで言っている1億円はものの例えに過ぎず、もっと具体的に言うと1億円は投資家の目標金額になります。つまり、今投資金額が100万円あって1000万円に増やしたいと考えている人であれば「最速で1000万を稼ごうとするから」となりますし、投資金が5億円あって目標金額が100億円の方であれば「最速で100億円を稼ごうとするから」と置き換えることが出来ます

ではここで1つ質問です。「投資で勝ち続けるために最も重要なことは?」、考えてみてください。こちらの答えについても「世界経済を把握すること」「テクニカル分析を極めること」「株を安く買って高く売ること」など、ユニークな回答が多く得られると思いますが、今挙げたようなある種技術的なものではありません。答えは「負けないこと」です。当たり前のことですが、この当たり前のことが出来ていない人が多過ぎますし、もっと言うとこれを言い換えると「リスク管理」を指します

先ほど挙げた例に戻って、仮に「100万円の投資金額で1000万円の資産を作りたい人」がいたとします。この例と同じ境遇にある人は星の数ほどいるとは思いますが、ではここで1つ質問をさせてください。「何年後に1000万円にしたいですか?」、この答えによってリスク管理をしっかり出来ているのかそうでないのかが分かります。100%とは言いませんが、100年あれば余裕です。このくらいは皆さんにも分かりますよね?しかし、投資をしている人であれば“1日でも早く”“1秒でも早く”資産を10倍にしたいと考えてしまうんです

短時間で資産を10倍するためには、「毎月何%の利回りで」「それを何日継続」する必要があるのかを考えてみてください。なかなか信じがたい事実を目の当たりにすると思いますが、それが皆さんの支払わなくてはならない犠牲、つまり負担するリスクになります。仮に100万円の資産を10ヶ月後に1000万円にしたいと考えたとします。つまり、1ヶ月あたり100万円を稼がなくてはならず、これは1日あたり5万円の利益(1ヶ月の営業日を20日とする)をコンスタントに挙げ続けなければならないことを指します。初日からです。ただ、幸いなことにこのような形でシミュレーションをしてみると現実を直視することが出来る、という大きなメリットがあります。なんとなく「1年後に10倍にしたい」などと漠然と考えているより1億倍マシです

日本国内にも有名なトレーダーがいるように、世界を見ると多くのプロ投資家や何十億も運用しているような個人投資家もいます。そのような情報を目にしてしまうと皆さんはついつい焦ってしまい、「早く自分もあんな風になりたい」と考えてしまうかもしれません。ただ、焦る必要は全くないということは証明可能なので最後にそれについて説明していきたいと思います

   

考え方を少し変えるだけで結果は大きく変わる!?複利の法則が導く超優秀な結果とは

20世紀最大の物理学者とも言われるアインシュタインが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだものが何かご存知だろうか?特殊相対性理論? ブラウン運動の理論? 正解は「複利」だというのだ。「複利」は古くはローマ法にも記述が見られる利子の概念で、目新しいものではない。では物理学の常識を次々と覆した天才物理学者が、なぜそれを「人類最大の発明」と呼んだのか。一説によれば、資本主義社会の急成長を見たアインシュタインが、その原動力となる金融の力の象徴として「複利」を引き合いに出したのではないかとも言われる。

引用元:https://www.nomura.co.jp/el_borde/method/0004/

「100万円の資産を1年で1000万円にしたい(例)」と考えている人へ。先ほども簡単には触れていますが、このような目標を立てている弱小個人投資家の多くがぼんやりと「1年で10倍にしたい」と考えている、その考え方はおそらく「単利」をイメージしていると思われます。単利と複利がありますが、これらの言葉の定義・仕組みについてはGoogleで検索すれば一発で出てくるのでそちらを参考にしてみてください。そこで上の引用文を読んでいただきたいのですが、結論から言うと絶対に身につけておきたい考え方は「複利」というものです。かの有名なアインシュタインも「人類最大の発明は複利だ」と言うように、この考え方はおそらく皆さんの投資に対する考え方を大きく変えることになると思います

資産100万円の投資家を例に考えると、単利に基づけば元本(100万円)に対して10ヶ月間は毎日5万円のリターンを得なければなりません。先ほども触れたように、投資開始時には100万円に対して5万円の利益なので日利5%というイメージです。実際に投資をして見るとわかるのですが、これを継続することは非常に大変なことです。つまり、最初からこのような高いリターンを目指すので、自ずと犠牲にするリスクも大きくなり投資自体が失敗に終わる可能性が高くなります

しかし、ここで複利の考え方に切り替えてみます。単利では100万円という元本に対して毎日5%(5万円)の利益をあげることを指します。しかし、複利では1日目は100万円の5%プラスなので105万円になります。ここまでは同じなのですが2日目から異なります。2日目は1日目終了時点でのトータル金額である105万円に対する5%のリターンを得ることになるので110万2500円となります。つまり、単利よりも複利の方が圧倒的に効率的であるということです。そうすると1つの疑問が生じるかと思いますが、それは「結局毎日5%だから背負うリスクは一緒じゃね?」といったものです

複利の考え方では、稼いだ合計金額全体に対するリターンを得ることになるので、同じ割合のリターンを目指したとしても1日目と100日目ではリターンの金額は大きく異なることになります。つまり、毎日のリターンを低く設定することにより、ある期間までは単利よりもリターンは少ないけれども、いずれは必ず逆転が起こるということです。では、実際に元手100万円の例で考えていきます

単利の場合、元手100万円から10ヶ月(200日)の間毎日5%のリターンを得られたとすると、利益は投資金額合計は1100万円(利益は1000万円)になります。一方で複利の場合、こちらは毎日たったの1%のリターンしか得られないとします。すると200日後に100万円は約731万円になり、この段階では単利で毎日5%のリターンを得るほうが利益が大きいことが分かります。しかし、もう200日後の結果はどうなっているでしょうか?単利の場合、毎日5万円の利益なので投資金額の合計は2100万になるのに対して、複利で1%の運用をすると投資金額の合計は約1977万円になります。「あれ?まだ単利の方が良いじゃん」と思ったそこの方は注意が必要です

単利が後半の10ヶ月で稼いだ利益は1000万円であるのに対して、複利は後半の10ヶ月で約1250万円の利益を獲得しています。つまり、リターンは5%と1%というように、犠牲にしているものは単利の方が大きいのに対して、複利では少ないリスクで単利を逆転していることになります。ここで既に逆転は起こっており、結果的には複利の方がローリスクハイリターンであるという明確な根拠が見つかることになります

このように文章にするだけではどうしても伝わりきらない部分も多いと思うので、実際に電卓などを使って計算してみると驚くような結果が出ると思うので是非試してみてください。もちろん、それでも理屈が分からないという方についてはコメント欄よりメッセージをいただければ出来るだけ対応させていただきたいと思います。この記事が良いと思った方は、下のフォームよりブログ購読登録もお願いいたします

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