はじめに

まず初めに、今後のブログの方針(内容・構成など)について書いた後に、早速それに基づいた記事を更新していきたいと思います

これまでは基本的に国内株式をメインにしたテクニカル分析・材料の紹介などを行ってきましたが少しだけ方向転換をしようと思います

ホームページ・ブログの運営をするにあたって最近悩んでいたのは「今の記事を求めている人がどれだけいるのか?」という点に尽きますが、それを考えた際に実際に好材料が出て高騰した銘柄の紹介と今後の動きを解説するのは結果論に過ぎず需要があまりないのではないかと疑問を持ち始めました

なので、今後は株式・為替相場に大きな影響を与えるであろうニュースを1記事につき1つ取り上げ、それを踏まえた上で相場がどのような反応を起こしうるのかについての複数の可能性を探っていきたいと思っています

ブログは他者との差別化をすることで初めて読者が増えていくものであり、そのような考えに基づいたら、自分には差別化を出来るものが株式分析の他にあるのではないかと感じ始めました(Trading Viewを見ているとテクニカル分析については非常に詳細まで丁寧にやっている人が多かったので管轄外だと感じてしまった)

そこで、「自分の強みは何か?」と考え直したところ、金融関係に携わっていた頃に定期的にやっていた“マーケットコメント”というものを思い出しました

マーケットコメントとは簡単に説明すると、気になるニュースを1つピックアップし紹介、またそれに対する自分の意見を発言するといったものであり、あくまで過去の結果を受けて今後の展開を考える良い機会になっていました

あの経験は今後の金融市場を考える癖が付いただけでなく、今思うと自分自身の強みを見つけることの出来た貴重な体験だったということに気づくことが出来ました

このマーケットコメントについてはこれまで100人弱の少人数に対して発表していたものになりますが、ブログというプラットフォームを使うことで今度はこの力を全国・世界へ発信していくことになりますのでより一層のクオリティに仕上げようと思います

ちなみに、マーケットコメントは持ち時間が約5分ほどだったので言いたいことを全て言えないことが多かったので不完全だったのですが、ブログは文字数制限がないので個人的にはこっちの方が都合が良いんです

ではこの場をお借りして、最初に今後のブログ記事の構成について説明していこうと思いますがこれはシンプルなものに仕上げる予定なので、基本的には①ニュースの紹介・②内容の解説や今後与える影響といった流れになっていくと思われます

   

本日の注目ニュース

12日の米株式相場は続落。香港とアルゼンチンの政治的混乱を受けた世界的な債券高でリセッション(景気後退)懸念が強まり、S&P500種株価指数は1%余り下落した。金先物は上昇。先週の貿易問題の緊迫化を受けた債券高がこの日は加速した一方、S&P500種は過去最高値を5%近く下回る水準となった。香港の国際空港はデモの影響で運休に追い込まれ、中国当局は事態を「重大局面」だと警告。高リスク資産への売り圧力が強まった。アルゼンチンでは大統領予備選の結果が市場に衝撃を与え、通貨ペソや株式が急落した。S&P500種株価指数は前週末比1.2%安の2883.09。ダウ工業株30種平均は389.73ドル(1.5%)安の25897.71ドル。ナスダック総合指数は1.2%低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.65%。TDアメリトレードのチーフマーケットストラテジスト、ジョー・キナハン氏は「本日は経済指標や決算発表の予定が非常に薄く、週内には重要な企業決算が待ち構えているという日だ。ただ現在の売りには真の弾力性が備わっていないようだ」と指摘。「債券への逃避はイールドカーブをフラット化させるだけに、より心配な側面だ」と話した。米国債市場は大きくブルフラット化。30年債利回りは一時2.118%と、年初来最低に達した。10年債利回りは今月7日の日中に付けた年初来最低水準(1.593%)に近づいた。ニューヨーク原油先物相場は続伸。サウジアラビアの国営石油会社、サウジアラムコの決算で設備投資が減少していたことが明らかになり、供給が引き締まるとの観測が広がった。9月に予定されている米中貿易協議が中止になる可能性があるとのトランプ大統領発言や、米国による欧州産ガソリンの輸入減を伝える統計も材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は43セント(0.8%)高の1バレル=54.93ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は4セント高の58.57ドル。ニューヨーク金先物相場は反発。香港で続く大規模デモや米中貿易摩擦を背景に、世界経済の成長と為替の相場不安定に対する懸念が高まり、6年ぶり高値近くでの取引となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%高の1オンス=1517.20ドル。

引用元:Bloomberg(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-12/PW553BSYF01T01?srnd=cojp-v2)

   

株価・為替・債券価格の関係は?

今回紹介したニュースでは“香港とアルゼンチンの政治的混乱”と紹介されていますが、我々日本人にとってタイムリーかつより身近な問題となっているのは香港で行われているデモ行進を初めとする問題ではないでしょうか

このような混乱が世界金融市場へ与える影響は非常に大きく、特に債券高・円高は深刻な問題となっており最近になって株式指数も下落してきたことを加えると本格的に景気後退を実感する事態となっていますね

では、基本的なことではありますが「債券と株の関係」「為替と株価の関係性」などについて抑えておきたいと思います(仕組みだけでも知ってないと大火傷することになる)

為替と株価の関係

まずは個人的に最も基本的で重要だと考えている為替と株価の関係についてですが、現在は1ドル105円と少し前と比較するとかなりの円高となっているので円高パターンで解説していきたいと思います

これは①1ドル110円・②1ドル100円という計算上分かりやすい数字で行います

まず、“円高”という言葉を聞くと②よりも①の方が円高だと考えてしまう人が非常に多いですがそれは間違いで、円高というのは“円の価値が高い”ということなので①よりも②の方が円高であるということになります

中には知らない人も多いですが、株式市場を動かす大きな動力となっているのは外国人投資家とも考えることは十分に可能なので、今回は為替がこんな風に動いたら外国人投資家はこんな風に考えて、機関投資家はこんな風に考えます的な感じで説明していきますね

海外の機関投資家・年金基金は円高が進行することでポートフォリオ(保有資産)の中の円の割合が高くなってしまうことでそれを調節しなくてはなりません

それが日本株を売り飛ばす動きに繋がり、それを引き金に市場全体を引き下げ、その流れを受けて個人投資家の心理を悪化させるという流れを生み出すことになります

基本的にはドル高株高・円高株安などと言われますが、その背景にはこのような動きがあることを覚えておいてください

債券と株価の関係

今は債券が買われていることを受け米国10年債券利回りが低下している状況ですが、基本的に債券価格と株価は連動する傾向にあり、それは基本事項として頭に入れておかなくてはなりません

しかし、債券価格の上昇に対して株価が下落している状況もしばしば目にしますし、現状もそれに似たような状態となっているのでここでその仕組みを説明したいと思います

その前に、債券価格が上がると金利は下がり、債券価格が上がると株価も上がるという一般的な仕組みは覚えておいてください

債券価格が上がると同時に株価が上がるというのは個人的には間違った考え方であり、1つずつ順を追っていくと…

最近よく言われているように景気後退局面にあるつまり株価が下落傾向にある時には、投資家はより安全性を確保できる資産(債券)へ資金を移しますが、この流れによってまずは買い手が増えるので価格は上がりますよね

このような流れを受けて債券価格が上がると金利が低下しますが、この後に金利の低い商品を買っても資産が増えないことが分かるのでリターンを求めてリスク性資産である株式へ資金を移す、これにより株価が上昇するという流れが出来上がります

以上をまとめると、債券価格上昇=金利低下=株価上昇というイコール関係ではなく、債券価格上昇→金利低下→株価上昇という一連の流れになっているということを覚えておく必要があります

つまり、債券価格上昇は株価上昇という考え方は合っているのですが、その間に存在する時間の流れを把握しておかなければならないということになります

   

現在の株価水準と為替水準は高いのか?

続いて、現在の株価水準(NYダウ・日経平均株価)は高いのか・安いのかという点についての私見を書いて終えたいと思います

昨日のNYダウは約400ドル下げの約25900ドル・日経平均株価は現時点で前日比250円下げの約20440円・ドル円相場は1ドル105.5円ほどとなっていますが…

まず株価についてはこれまでにも複数回触れてきましたが景気後退局面に差し掛かったことに加えて中長期チャートも天井を打ちつつある状況を考えると、おそらく超割高水準にあります

世界人口増加に伴う消費・雇用拡大という流れは無視することは出来ませんが、景気はほぼ間違いなく停滞しつつある、それに加えてトランプ大統領の発言を引き金にした市場の混乱・世界情勢の悪化を考慮するとリスク性資産からの資金流出は必然的なものになると信じて疑わない状況が続いていると考えています

為替相場に関しても同様で、リスク資産からの資金流出を引き金に安全通貨と呼ばれる円・スイスフランへ資金が集まることは容易に想像でき円高傾向は今後も継続すると考えられます

現時点で日経平均株価が20000円と超えドル円が100円を大きく上振れていることに対して当たり前だと思うのが自然であり、それらが15000円・90円となることは信じられないとは思いますが、10数年という景気サイクルが下向きに動き始めていることを考えると現実味を帯びていることを認識しなくてはなりませんね

  

ブログ購読登録はこちらから

1,118人の購読者に加わりましょう