好決算の発表で株価高騰は決まりか!?

20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比30.0%増の76.1億円に拡大して着地。衣料通販サイト「ZOZOTOWN」の商品取扱高が前年同期比11.7%増加し、手数料収入が伸びたことが寄与。採寸用「ZOZOSUIT」の配布数減少に伴う広告宣伝費率や運搬費率の低下に加え、人件費の抑制も大幅増益に貢献した。

引用元:https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201907310038

ZOZOはこれまでにも何度もメディアで取り上げられてきたように、資金繰りについては多くの疑問が残されており、その分今回の決算発表前の段階においても市場コンセンサス(市場予想)はそれほど期待値の高まったものではなかったかと思われます

しかしながら、実際に蓋を開けて見ると売上高は281億9700万円(前年同期比6.2%増加)、営業利益は77億8600万円(前年同期比32.6%増加)となっており、これの要因としては商品取扱高の増加に伴う手数料収入の増加及びZOZOSUITの配布数の減少による費用削減の効果であると思われています

これまでのZOZOを取り巻く環境を振り返って見ると、以前は7000ものブランドが出店していましたが、ニュースでも度々取り上げられていたように大手ブランドのZOZO問題が浮き彫りになりましたね

その代表的な例が昨年12月25日に全ブランドの商品販売を取りやめたオンワードホールディングスが挙げられますね

なぜ、オンワードホールディングスが撤退したのかというとその背景にあったのは「ZOZOARIGATOメンバーシップ[※1]」というものにあったようで、こちらのサービスの詳細については最後にまとめさせていただきます

「ZOZOARIGATOメンバーシップ」自体には、出店ブランドにとってマイナスになるような影響はないのですが、会員に常に割引が適用されるという状況を考えるとオンワードというブランドの価値が落ちるのではないか、その点についての懸念が撤退に繋がったようです

 

ZOZOに対する機関投資家の空売り状況は?

参照:https://karauri.net/3092/

こちらは7月中旬から現在に至るまでのZOZOに対する機関投資家の空売り状況の変化を表したものになりますが、ここから読み取れるのは中旬頃には空売り数量が増加していたのに対して、下旬(24日以降)に入ると一貫して買い戻しの動きに変化しているということです

参照:SBI証券

こちらは東証の信用データになりますが、こちらを確認すると残高・増加率共に信用買いが信用売りを上回っていることが分かりますね

今回の四半期決算を見てさらに機関投資家の買い戻しや信用買いが活発化する可能性がありますが、四半期決算は四半期ごとの数値であり制度信用取引についても期間が半年と設定されているためこの勢いが継続するのは長くても数ヶ月ということになります

数ヶ月という短期間の推移が上昇傾向になると仮定すると、今後のエントリーポイントや利確ポイント(機関投資家が空売り量を増やすタイミング)、そしてその後の押し目ポイント(機関投資家の買い戻し)などが見えてくると思うのでそれらの点についてのテクニカル分析をしていこうと思います

   

ZOZOのテクニカル分析(今後の株価推移は?)

参照:SBI証券
参照:SBI証券

これら2つはZOZOの日足チャートになりますが、一つ目は半年間の推移を示した株価チャート・二つ目は一年間の推移を示した株価チャートになります

まず初めに2枚目(一年チャート)を確認していただきたいのですが、最初の半年間は下落トレンド・後半は横ばいトレンドになっておりそれは今でも変化はありません

しかしながら、今回の四半期決算の結果を受けトレンドが変化する可能性も考えられるので、今回はその可能性について複数のパターンを解説していきたいと思います

1枚目の半年チャートを見ていただきたいのですが、黒線は今のレジスタンスラインとして機能している水準になりますが、本日に関しても一時的には突き抜けているものの今ではライン水準まで売られていることが分かりますよね

今後はこのラインで反発して再び短期的な動きをする可能性もありますが、今回の株価上昇要因となっているのは日経平均株価・NYダウの上昇につられてのものではなく、ZOZO本体の好材料として株価上昇が期待されているのでレジスタンスラインを突破する可能性は比較的大きいと思われ、ここではレジスタンスラインが突破した後の株価推移について考えていきたいと思います

続いて下の一年チャートをご確認いただきたいのですが、今後半年チャートに示されているレジスタンスラインを突破すると続いて目標になるのは、現在の横ばい相場のボックス天井の目安となる黒線水準になります

急激な出来高増加を伴う株価上昇をしているのでこれまでとは少なからず上昇の勢いが違うということはお分かりになるとは思いますが、やはり好材料が出て上昇している時でもその勢いはいつかはストップするので、そういう時に絶対に確認して欲しいのは機関投資家の空売り状況になります

天井に連れて機関投資家による空売り数量が急激に増えるようなことがあれば短期的な上昇幅は一旦ストップする可能性が高まりますし、反対に上昇するに連れて買い戻しの動き・信用買いが加速すれば天井の突破からのさらなる上昇相場へと移行する可能性も大きくなりますよね

   

用語解説

[※1]ZOZOARIGATOメンバーシップ

ZOZOARIGATOメンバーシップとは、年間プラン:3000円(税抜)または月間プラン:500円(税抜)で「誰か」を応援するためにZOZOが割引をしてくれる会員制サービスです。

※ZOZOARIGATOメンバーシップは、2019年5月30日をもちまして、サービスを終了することといたしました。つきましては、2019年4月25日 15:00より、本サービスの入会受付を停止させていただいております。詳細は「ZOZOARIGATOメンバーシップ サービス終了のご案内」をご確認ください。

引用元:https://zozo.jp/_help/default.html?cid=48

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