はじめに
アメリカのトランプ大統領が5月25日に来日しましたが、私自身が思わぬハプニングに巻き込まれてしまいました。
今回は私が巻き込まれたというちょっとしたハプニングについて触れた後に、日米首脳会談での決定事項や為替への影響について触れていけたらなと思っています。
私は昨日(この記事を書いているのは27日なので昨日とは26日のこと)原宿・表参道へ買い物に出かけていました。普段は公共の交通機関での移動をしているのですが、昨日に限っては夕方から夜にかけて予定が入っており、時間的にも電車で帰って支度をして…と考えていたら思っていた以上に時間がないことに気づいたので…
タクシーで一度帰宅することにしたんですが…
なんとトランプ大統領の移動に合わせて交通規制がかかったようで、青山から六本木ヒルズあたりで大渋滞。タクシーの運転手さん曰く
「トランプ大統領が夕食を食べ終えた頃でしばらくこんな状態が続くかもしれないですね」
とのこと。
Twitterを覗いてみると、どうやらトランプ大統領はその数時間前までは両国国技館にて大相撲を観戦していた様子。それからゆっくり移動してのんびり夕食を食べて…
その影響として、私の乗っていたタクシーは六本木ヒルズ付近の通りで約30分の停滞。その30分の間に何回「電車で帰ってれば…」と後悔したことか。
とはいえ、米国の大統領が来日したんですからこれくらいの交通規制があって当たり前。私もなんとか次の予定には間に合ったので結果オーライですわ。
余談はこれくらいにして、トランプ大統領は来日してどのようなスケジュールで動いていたのかを見ていきましょう。内容によっては今後株式市場・為替市場へも大きな影響を与える可能性があるので、今のうちに予測しておく必要性があるかもしれないですね。
トランプ大統領の日本でのスケジュールは?

ちなみにですが、先ほど私が触れたのは④にあたる部分になります。両国国技館と港区の距離感は全く掴めていなかったのですが、いざこうやってみると疑問が一つ…
「なぜ港区で食事をした?」
両国国技館は地図上の③、そしてトランプ大統領が来日中に宿泊していたのは地図上の①の部分になります。ちなみに宿泊したホテルはパレスホテル東京。今回の滞在期間は3泊4日と比較的長めのものになります。
上の画像を参考に大統領のスケジュールを確認してみると、今後に影響を及ぼしそうなものは日米首脳の夕食会・日米首脳会談・北朝鮮による拉致被害者家族との面会だと思われます。ところが外務省幹部からすれば、3泊4日という長めの日程で来日したことにも大きな意味があるようです。というのも、日米の密接な距離感を見せることで中国・韓国・北朝鮮・ロシアなどといった海外諸国との関係性を考えさせることになるとかなんとか。
親密な関係と言えば、安倍首相がトランプ大統領との仲良さげな2ショットをあげてた。もし自分が海外の首脳だったら「日米ってこんなに仲良いんだ…」って思ってしまうのも納得レベルの笑顔。
ちなみに例のツイートはこちら↓
正直言って先進国のトップとは思えないほど無邪気な感じが嫌いじゃない…
Twitterと言えばなんと言ってもトランプ大統領の方が有名。大統領としての立場を認識しているのかいないのか…ぶっ込み発言で相場を荒らした数はもはや数えきれるレベルではない。そんな彼は今回どのようなツイートをしているのか。こんな予定じゃなかったけど、一回気になり始めたら確認しなきゃいられない性格を発動。
まず1枚目はトランプ大統領本人のツイートではなく、ビル・ハガティという米国大使のツイート。これは大統領がリツイートしていたもの。正直言ってこれはめちゃめちゃどうでも良いツイートだけど、令和時代に来日した国賓第一号が降り立った記念すべき瞬間だから私も記念に残しておくことにした。
外国の方のツイートはもちろん日本語ではないので、私も英語は得意ではないけれど訳してみることにした。
「Welcome back to Japan, Mr.President」
正直、このツイートは一瞬で理解できた。理由はツイートの最後。ビル・ハガティが日本語訳を付けていた。俺の仕事を奪うな。
ちなみに、以前に何かの動画でトランプ大統領がメラニア夫人と手を繋ごうとして拒否られてるものを見たことあるけど…今回の登場シーンでは仲良く手を繋いでてなんかほっこりしたけど、それ以上にどうでも良かったごめんなさい。
2枚目はいよいよ大統領本人によるもの。これは両国国技館での相撲観戦の時のものだな。さすがに今回は日本語訳は付いていないので、念のためにふんわり訳しますね、もちろん合ってる保証はないし雰囲気で。
「今夜は両国国技館行ってきたよ!アメリカの大統領様として初めて優勝カップ送ったぞ!朝乃山、おめ!スッゲー楽しかった、安倍ちゃんサンキュ!」
多分こんな感じ。
日米首脳会談では何が話された?
今回の日米首脳会談の焦点となったテーマは大きく3つほどに絞られていた様子。貿易問題、北朝鮮拉致問題・G20に向けた調整。
安倍首相は「交渉は加速させる」と語ったものの議論はぶっちゃけ平行線を辿って何の解決にも至っていないのではないか、というのが私個人の感想。理由はアメリカ側と日本側の力点が異なっているからだと思う。
アメリカは貿易赤字を解消したいと思っているが、日本がアメリカに訴えたのは北朝鮮拉致問題への協力。自分が相手に何かを訴えようと思ったら、正直相手の話はちゃんと入ってこないのが人間だと思ってる。以前の日米首脳会談後には対米投資は10億ドル増えており、安倍首相は正直かなりアメリカには尽くしていると考えているのでは?しかし、米国は全然足りてないと思っているし選挙を控えた今、支持層である農家に対して一定の成果をあげたいというのが本音でしょう。
これまでのトランプ氏の傾向としては「厳しい要求→一定の譲歩→着地」のサイクルで回ってきていると思う。今回の日米首脳会談を経て、日本に対しては強めの要求をしてくることも予想され、そうなった場合には先行き不透明感からのリスクオフモード(株安・円買い)へ突入すると思われる。しかし、元ビジネスマン・トランプは一定の譲歩を見せ市場に束の間の安心感を与える。これにより、金融市場は逆の動きに転換し相場はまたも大荒れ状態になることも予想される。
米国の大統領が変わらない限り市場の不安定な動きは継続すると思われるが、これまでの言動の傾向から相場の動きを観察することが最大のリスクヘッジになるのではないかと思っているので、これらを組みわせて相場を観察して見てください。
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