ソフトバンクGにさらなる大打撃!2号ファンドへの応募額は目標のわずか“50分の1”にとどまる

ソフトバンクグループはビジョンファンド2号の初回クロージングを静かに完了した。応募額は目標としていた1080億ドル(約11兆7500億円)に遠く及ばなかった。事情を知る関係者2人によると、初回クロージングの応募額は約20億ドル。ソフトバンクGはクロージング後も引き続き投資コミットメントを募るという。ビジョンファンドの広報担当者はコメントを控えた。ソフトバンクGは2号ファンドの規模について、2017年におよそ1000億ドルを集めた1号より大きくなるとの見通しを7月に示していた。2号には380億ドルを出資し、1号ファンドで最大の投資家だったサウジアラビアに取って代わり、孫正義社長の意見をより反映しやすくする方針だとしていた。現時点で2号ファンドに外部投資家の参加があったかどうかは不明。協議が非公開であるため匿名で話した関係者によると、ソフトバンクGとサウジアラビアとの協議は継続している。同様に1号ファンドに投資したアブダビ首長国の政府系ファンド(SWF)、ムバダラ・インベストメントは最近ブルームバーグ・ニュースに対し、2号ファンドへの出資はまだ決めていないと明らかにしていた。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-15/Q10ZMTDWRGG101

先日もソフトバンクGに関する記事を更新したばかりですが、今回もそれに引き続き同社についての記事を書いていこうと思います。とはいえ内容は全く異なるので、まだ前回の記事をお読みで無い方についてはそちらからご確認をお願いいたします。下にもリンクを貼り付けておきますが、内容を一言で説明すると「営業利益で1兆円の赤字計上をした」というものになります。ある意味先日の赤字発表と今回の記事には関連性があるのかもしれませんね

今回紹介していく記事はブルームバーグより「ソフトバンクG2号ファンド、目標額の50分の1で当初募集終了-関係者」というタイトルのものです。記事中にも書かれていますが、「ファンド1号が2017年に1000億ドルの調達を完了していること」「ファンド2号は1号よりも規模が大きくなることを予想していたこと」からも、当初予定していたのは約1020億ドルでした。しかし、実際に蓋を開けて見るとその50分の1である約20億ドルしか集まらなかったんです。ソフトバンクGに対するこれまでのイメージだけで話すと「先進技術への先行投資」であり、これまでにはアリババなどを始め多くの企業への出資を成功させてきた同社でしたが、ここにきてその成長に陰りが見え始めたということになります

また、今回の2号ファンドと前回の投資家の動きを比較して見ても、世間のソフトバンクに対する見方がやや厳しくなっていることが伺えます。それはアブダビ首長国のムバダラ・インベストメントの様子見という判断が証明しているかと思います。もちろん同ファンドは「今後もソフトバンクGと協力していく」とは説明しているものの、2号ファンドへの出資については「検討中」とのこと。ちなみに、同ファンドがソフトバンクGの1号ファンドへ出資したのは日本円で約1兆6000億円ということなので、2号ファンドのスタートがいかに厳しい状況に立たされているかが分かりますね。では、この後にソフトバンクGの株価をテクニカル分析の観点から見ていきたいと思います。その前に、先日のソフトバンクGに関する掲載しておくのでご確認ください

https://fundpressss.com/archives/2385

【テクニカル分析】ソフトバンクG株価の長期トレンドは既に天井を打っている?

時間軸の長いものから簡単に分析していきたいと思います。まず1枚目のこちらは月足チャートになります。一番のポイントになるのはチャート上に示してある2本の矢印部分になりますが、株価チャートとRSIの間でダイバージェンスが発生しているのが分かるかと思います。まず、株価チャートを見てもらうと、直近3つの高値はいずれも前回を切り上げていることが確認できますが、続いてRSIを見ると1回目・2回目の高値は同水準、そして2回目から3回目の高値に関してはチャートとは逆に切り下げられていることが確認できます

2018年12月19日には国内最大規模のソフトバンク株式会社の新規上場が行われました。ここでは2兆円を超える資金を調達したとされていますが、ここで調達した資金を使ってソフトバンクGが投資に使っていくとされていました。これまでのグループ全体の成果・ソフトバンク株式会社の高い配当率から多くの期待が寄せられてきましたが…

長期トレンドを見ると株価の高値自体は前回を超えているものの、ダイバージェンスの発生から天井は極めて近いのではないかと判断することが出来ます。しかし、あくまで株価下落は確定事項ではなく、トレンドは依然として上向き(ダウ理論に基づくと)となっているので、今はこちらの銘柄への長期的な投資判断は「保留」ということになるのではないでしょうか。それではこれから日足チャートを見て中期的な視点で考えていきたいと思います

こちらが日足チャートになります。最近は立て続けに悪材料が出ていたので、高値・安値を切り下げ綺麗な下落トレンドを描いてきているのが確認できます。しかし、短期的な動きとしては売りが一巡している可能性が高く、というのも「底値圏でのダイバージェンス発生」「戻り高値水準の突き抜け」が確認できるからです。長いトレンドでは天井を打ちつつある中で、短期的に見ると底を打っている状況という一見意味不明そうにも見えますが全くそんなことありません

長いトレンドの中身を見ると、短期的には上下動の波を繰り返しているので、今はたまたまその短期的な上昇局面に差し掛かっているということです。なので、今すぐにソフトバンクG株を買うということになると保有期間は数日〜長くても1ヶ月程度になり、投資手法としてはスイングトレードということになりそうです

ただ、これら分析はファンダメンタルズ要因を全く考慮していないので、それを踏まえるとやはり「保留」しておきたいです。確実にトレンド転換したと判断することが出来れば、かなりの値幅を取ることも可能だと思うのでここで買い急ぐ必要はなさそうに思えます。このような大型株式の長期トレンド転換は日経平均株価にもある程度の影響を及ぼしそうなので、注意が必要かもしれませんね

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