過去のデータから分析!日経平均株価の今後の予想は「最悪」の一言

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【前回の続き】日経平均株価の今後の株価推移予想

https://fundpressss.com/archives/2555

今回は前回に引き続いて日経平均株価のテクニカル分析をしていこうと思いますが、その前に前回の記事をまだお読みで無い方は上のリンクよりそちらからお願いします。前回記事の内容については既に理解されているという前提での話になります。これら一連の記事は「日経平均株価」のテクニカル分析となっていますが、参考までに前回は「月足チャート」の分析になり、今回は「週足チャートの分析」を予定しています。そして次回は「日足チャート」の分析にしようと思っているので、ぜひこの3つは全て目を通していただきたく思います。このような形で複数の時間足チャートを分析する理由は大きなトレンドから小さなトレンドの動きまでを把握する必要があるからであり、これが今の日経平均の株価水準や今後の株価推移を予想する上で非常に役立つものになると思っています(マルチタイムフレーム分析)

マルチタイムフレーム分析(MTF)とは、異なる時間軸のチャートを見て、現在の相場状況やトレンドを把握したうえで、エントリーポイントを探る分析法です。短期・中期・長期等のトレードスタイルに関係なく必要とされる重要な基本分析法です。この分析法は簡潔に表現すると上位の時間軸(長期の時間足チャート)を見ながら、下位の時間軸(短期の時間足チャート)でタイミングを取ってエントリーします。長い時間足のトレンド方向に、その後も進む確率が高いという点に優位性を持たせています。

引用元:https://www.fx-dealings.com/archives/744

【悲報】中期的なトレンドも既に天井を打っている?

では、前回の超長期トレンドのテクニカル分析に関する記事をお読みいただいたという前提のもとで、今回は早速週足チャートの分析をしていきたいと思います。チャート上に表示しているインジケーターは前回同様に「移動平均線」と「RSI」のみになります。チャートに沿うような形で引かれているピンク色・黄色のジグザグラインはダウ理論に基づく高値・安値の切り上げ・切り下げを確認するためのものであり、黄色が引かれている部分は上昇トレンド・ピンク色の部分は下落トレンドになります

前回の月足チャートでは2012年頃に上昇トレンドへと転換しているので、週足チャートではその起点となっている部分から現在に至るまでのチャートを表示しております。ジグザグラインが示しているように、高値・安値を順調に切上げる形で現在までの株価水準まで到達しています。最後に高値を更新したのが2018年10月初めであり、その時の株価が24448円となっています。この高値の起点となったポイントが押し安値と考えることができ、それがオレンジ色の水平線で示した水準になります

この時のチャート・RSIを組み合わせて見ていただきたいのですが、一言で言うとダイバージェンスが発生しており天井を示唆しています。実際にその後の短期的な下落相場において押し安値水準を割り込んでいることが分かります。トレンド転換時の特徴として「押し安値水準の割り込み→反発(前回高値まで到達しない)→本格的な下落相場へと転換」といった流れが存在します。この流れを現在の株価推移に落とし込むと、今はちょうど3段階の内の2つ目「反発(前回高値を更新しない)」段階であることが分かります

注意をしなくてはならないのが「株価が前回高値を更新する可能性もある」ということです。そうなると上昇トレンドの継続となるため、押し安値水準も更新されることになります。確実に天井を打って反発したポイントが前回高値を更新していなければ、その後に本格的に下落相場へ転換する必要があります。では、そのような株価推移になるきっかけは何が考えられるか?ということについてですが、それは皆さんも予想がつくと思いますが「景気後退への突入」です

https://fundpressss.com/archives/2477

景気後退に陥るきっかけとなるのは「債券市場の崩壊」という見方が非常に強く、今はその前段階である「リスク市場からの撤退・債券市場への資金流入」であると考えられます。今分析している日経平均株価チャートが週足チャートということもあり、実際に株価指数が暴落するにはもう少し時間がかかりそうですね。景気後退までの詳しいシナリオについては上の記事でご確認ください

こちらはオシレーター指標に「出来高(volume)」を採用しているチャートになりますが、出来高は株価の上昇に逆行する形で現象が続いています。個人投資家だけでなく機関投資家の最近の動きは「リスク市場からの資金流出・現金保有率の増加」となっており、それがデータとして現れている状態になります。月足チャートの分析でも明らかになりましたが、長期トレンドでのダイバージェンスの発生・ボラティリティの著しい減少など、中長期トレンドが天井を打っていると考える要素は多数ありますね

先ほどまでは、週足チャートの中でも特に大きなトレンドの分析をしましたが、続いて赤丸に囲まれた直近の小さなトレンドについて考えていきたいと思います。この期間は黄緑色のジグザグを示していますが、今の小さなトレンドは前回高値を更新しているので、押し安値水準は大きなトレンドの時と同じく「オレンジ色の水準」となります。つまり、この水準はトレンドの大きさに関わらず重要なラインとして意識されている可能性が高いということです。以上で、週足チャートのテクニカル分析を終えたいと思います。前回・今回の記事で月足・週足チャートのトレンドを分析してきましたが、次回は日足チャートの分析をしますのでしばらくお待ちください

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