機関投資家が1000億円規模の資金投入!?今後大注目の“あの”業界に期待大

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今の株価水準を支えているのは機関投資家!彼らが資金を投入している業界とは?

次世代通信規格(5G)のファンドに資金が流入している。恩恵を受ける分野が幅広く見込まれ、株式相場が低迷する中でも息の長いテーマとして期待されるためだ。三井住友トラスト・アセットマネジメントが手掛ける投資信託商品「次世代通信関連ファンド(THE 5G)」の3月末純資産総額は2643億円、8月30日には約4割増えて3746億円に拡大した。基準価額は3月末の1万596円に対して8月30日は1万423円。同社によると5Gをテーマにしたファンドでは国内最大。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-03/PX8URJ6KLVR601?srnd=cojp-v2

最近では米中貿易摩擦・景気後退懸念の影響もありリスク市場から大規模な資金流出が問題となっています。これらはもちろん、金融市場全体にマイナスの影響を与えることになりますが、その中でも影響を受けにくい、それに加えて今後大きな成長が期待できる業界について考えていきたいと思います。それが今回取り上げた記事「5Gファンドに資金流入。三井住友TAの投信は5ヶ月で1000億円越」でのキーワードとなっている「5G」になります

日本であれば輸出企業ということもあり為替変動や景気の動きに敏感であり、その他の国に関しても多くの外的要因の影響を受け今後長期的な成長鈍化が見込まれますよね。それに比べて通信業界特に5Gはそれらの影響を最小限に抑えることができることが見込まれます。リスク市場からは今後も大きな資金流出が見込まれますが、それでも完全に資金が枯渇することは考えられません。そこで、“どうせ投資するなら”というマインドの中で成長可能性が大きな分野への資金集中が期待できるというわけです。もちろん、市場全体の動きに連動する形での下落は仕方のないことですが、あくまで適正価格を導き出すことで割安の投資機会が増えるのではないか?ということです

   

5G関連銘柄が株式市場の下落相場で一人勝ち!?

すでに韓国や米国でサービスが開始されている「5G(ファイブジー)」と呼ばれる第5世代移動通信システム(以下、5G)とはどういったものなのだろうか。すでに5Gプレサービスとして、ソフトバンクが新潟県の苗場スキー場で開催されたロックイベント「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」で、実験やサービスのデモを提供しており、NTTドコモも2019年9月開催の「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」で5Gプレサービスを行うとしている。日本でも2020年に正式サービスとして提供される予定となっている。

引用元:https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1908/08/news029.html

これまでスマートフォンの「3G」「4G」というものを関わりを持ってきているので、5Gに関しても同様にスマホの通信速度のことではないか、と考えている方も多いのではないでしょうか?もちろんそれも正解なのですが、5Gは通信業界にとどまらず多岐にわたる分野への応用が期待され世の中を大きな変革に導くポテンシャルを秘めているので、今回はそれを紹介していきたいと思います

5Gは大きな経済効果も期待でき、約47兆円もの効果が期待されています。また、2020年から2035年にかけての世界GDPは最大で3兆ドル押し上げられるのではないかとの期待もあり、今後の経済の押し上げにも一役買うのではないかと予想することが出来ます。このような形での経済効果を期待できる理由としては、先ほども触れましたがこれまでの3G・4Gとは異なり通信業界以外の分野にも応用が期待されていることが背景にあります

また、先日の記事で国内市場の現金保有率の高さが問題であることに触れましたが、これについても解決の糸口を5Gが提供するのではないかとの期待感もあります。あらゆる分野に応用することができるということを考えると、溜まりに溜まった国内企業の内部留保を投資する機会が複数の業界に巡ってくることになり、それは企業活動の活性化・景気回復・株式市場の活発化などというメリットに直結すると思われます

   

5Gが世の中を劇的に変える!5Gが応用できる業界・分野は?

続いて、5Gがどのような形で私たちの生活を便利にしていくのかについて書いていきたいと思います。まず初めに思い浮かべるのはスマートフォンの画面上で目にする4G・5Gと言ったろころだと思います。例えば、これまでの4Gですと2時間の映画・動画をダウンロードするだけでも電波状況・データ量・デバイスによってはかなり時間がかかってしまうこともありました。しかし、5G下では2時間の動画や映画を3秒でダウンロード出来るようになりますが、これってかなりすごいことじゃないですか?嘘です。動画が早くダウンロード出来るようになったろころで「だから何?」となってしまいますし、私もそれについては同感です。もちろん、普段の生活に利便性が増すことは間違い無いのですが、これについてはこれまで遂げてきた進化と比較しても驚くべきものではないので「こんな感じなんだね」程度にとどめておいていただければ大丈夫です

続いて自動車業界へ与える影響を解説していきますが、結論から申し上げると「自動運転技術」への応用となります。その中でも特に5Gが大きな役割を果たすのは①車載センサー・②車車間通信と路車間通信・③予測学習の3つに分類することが出来るかと思われます

まず1つ目の車載センサー・2つ目の車車間及び路車間通信についてですが、これが最も重要なものとなりますのでぜひ覚えておいてください。自動運転ではこれまでの運転手の代わりに周囲の状況を瞬時に判断することが必要になってきます。例えば、「人が飛び出しているのを3秒後に気づいた」場合を想像してみてどうですか?世界中が交通事故で溢れかえりますよね?これまでの4Gの世界では決して実現することが出来ないものですが、ここへの応用という観点では画期的な進歩を期待出来る部分になります。続いて3つ目の予測学習については以下をご参考にお願いします

自動運転車で特に楽しみなのは、人間とは違い他の車の運転経験からも学べる点だ。これまで経験したことのない新たな状況に遭遇するたびに、AVの運転を統制するアルゴリズムが改善されるからだ。ただし、AVの性能向上を果たすには、AVが遭遇した状況に関するデータを集めなければならない。これを解析し、改善されたアルゴリズムに同期した上で他の車に伝送する必要がある。そのためには、自動運転車はインターネットにつながっていなくてはならない。5Gを使えばこうしたデータを迅速かつ効率的にやり取りでき、自動運転車の機能を一段と向上できる。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21584640X20C17A9000000/

最後に、最も5G技術で魅力的な点でもある「多数同時接続」になります。少し難しい表現にはなりますが、「1㎢あたり100万個のノードを接続しても問題なく通信することが出来る」技術になります。現状、全世界では90億個を超える携帯電話が使用されていると言われていますが、4G技術のままでは150億台の接続が限界値であると言われています。今では携帯電話だけでなく、パソコンやその他デバイスなどあらゆる機器を接続する時代になりましたので、150億台というキャパシティがどれほど小さなものかが分かると思います。それに対して5Gが普及することで1500兆台ものノードを接続することが出来る計算になり容量にも大幅に余裕が出来ることになります

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