有名投資家の名言を紐解くと投資で勝つために必要なことが見えてくる?

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“プロの投資家は参考にならない”。なぜ投資家の9割は勝つことが出来ないのか、そしてどうすれば勝てるようになるのか

個人投資家にできないことはプロのゲームでプロに勝つこと。自分のゲームで自分にコントロールできることで勝てば良いのだ。

引用元:https://thinkmoney.mobi/post-110/

投資の世界にはウォーレン・バフェット(Warren Edward Buffett)やジョージ・ソロス(George Soros)などといった歴史に名を残すレベルのすごい投資家が残した名言が存在します。これらは投資をする上で必ず覚えておかなければならないものではないですが、投資の世界で生き残ろうと考えているのであればその真意を理解しておいて損はないです。ということで、今回はいくつかの名言を紹介した上で、それに関係する内容で記事を構成していこうと思います

まず、1つ目は上に載せたものになりますが「個人投資家は自分にコントロールできることで勝てば良い」といった内容のものになります。投資初心者・とにかくお金を稼ぎたい人あるあるだとは思うのですが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「株 1億稼ぐ」「副業 稼げる」みたいなキーワードで検索する人は非常に多いと思います。検索結果としては「元手30万円を5年で1億円にした方法」みたいな記事も複数出てくるとは思います。確かにそのような方の記事を参考するのは良いかもしれないです。しかし、投資において成功者の体験談が必ずしも参考にならない理由は「投資手法の違い」が生じてくるからです

この場合の投資手法とは「テクニカル分析かファンダメンタルズ分析かという違い」「デイトレードか長期保有かという違い」「リスクマネジメントの方法の違い」などその内容は複数に分類することが出来ます。株式投資において勝ち続けることが出来るトレーダーは全体の数%しか存在しないと言われていますが、おそらくほとんどの人は投資書籍に目を通しています。投資書籍を書いている人は、少なくともその人自身は勝てていると思われますが、なぜ勝ち組トレーダーの本を読んでもほとんどの人が勝てないのかを考える必要があると思います

例えば、Aさん(元手100万円・デイトレーダー)とBさん(元手500万・スイングトレーダー)とCさん(元手1億円・中長期投資)という3人がいたとします。この時に投資手法は短期〜長期という違いがあるのは明確ですが、その他にも自分自身のポートフォリオを見る時間の長さ・時間帯も異なります。デイトレーダーのAさんは市場が開いているほとんどの時間をモニターの前で過ごすことが予想されますが、Cさんの場合は中長期保有ですので短期間の値動きを重要視していないことが分かります。これに加えて、リスク管理方法も大きく異なりますね。例えば損切りポイントは人それぞれ異なり、Aさんの場合は超短期間でのトレードなるのでほんの数%であることが予想されるのに対し、Cさんは長期間でのハイリターンを目指しているので損切りポイントに多少の余裕があるかもしれません

つまり、人それぞれ投資に対する考え方・投資手法・資金・リスク管理方法の全てが異なるため、書籍からは基本的なルールを学ぶことにとどめその後の技術は出来るだけマーケットに触れることで養っていくというのが最も近道であると考えています

   

“思い込み”が一番怖い。常に疑いの目を持って市場を眺めて見ると景色も大きく変わる?

「市場は常に間違っている」というのは私の強い信念である。市場参加者の価値判断は常に偏っており、支配的なバイアスは価格に影響を与える。私が確かに人より優れている点は、私が間違いを認められるところです。それが私の成功の秘密なのです。

引用元:https://matome.naver.jp/odai/2133068256107784101

こちらはジョージソロスの名言になりますが、「市場は常に間違っている」というよりは「市場と現実の乖離を理解しているか」ということになると思っています。これに関しては今が最も当てはまる時期であると考えており、例えば日経平均株価・NYダウのチャートを思い浮かべて欲しいのですが、こんなにリスク市場からの資金流出やその他景気後退が叫ばれる中で株価水準は極めて高いと思われます。この数年で株式投資を始めた方にとっては日経平均が15000円以下になるなんて到底ありえないことだとは思いますが、それはあくまで主観。教科書的に言えば景気サイクルは必ず存在し、これまではその景気サイクルの中の上昇局面にあっただけですね。今は景気後退懸念がさらに強まり、通貨危機も迫っています。この状況を受けて「株式市場が正しくて景気後退という考えが間違ってる」と断言できる人はほとんどいないと思います(いたとしたらその投資家は終わり)

為替についても同様のことが言えますが、今では米ドル円が105円付近を推移していますよね。正直ついこの間まで110円を超えていたのでそれが当たり前だと思う方もいるかもしれないです。しかし、客観的に見ると100円でも高いくらいで105円で拮抗しているのはほぼほぼ奇跡に近いとさえ思ってしまいます。「この間で推移するはずだ」というのは幻想であり実際の金融市場は想像以上に変化しているということを認識しなくてはなりません

   

最も重要なのは“考える”こと。相場観を養うために必要なことは誰にでも実践可能

これまでの内容を一言でまとめると「本質を見極めなくてはならない」ということになります。教科書・参考書に書いてあるようなチャート分析方法・株価と金利の仕組み・為替と株価の仕組みなどは一般原則として覚えておくのは良いことです。仕組みの本質を捉えていないで丸暗記している人はテストで良い点数を取れるかもしれないですが、実際の金融市場で生き残るのは厳しいかもしれないです

毎日株価・為替変動がありますが、その度に証券会社のアナリストや著名な投資家が分析しているような毎日です。しかし、よく見るコメントは「円高によりリスク市場から安全資産へと流れた」みたいな内容で溢れています。正直毎日そんな理由で動くはずもなく、ほとんどは投資家心理によるものです。ニュース記事を読むときもアナリスト分析を読むときも、常に疑いを持ちながら読み進めることをおすすめします。ただ読み進めることと比較すると、ただ単に考える量が増えるので勉強になることに加えて、相場分析能力も格段に向上します

   

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