三桜工業の買い戻しが急速に活発化している!?

こちらは株価に大きな変動があった7月18日以降の機関投資家による空売り状況をご覧いただきたいのですが、大きな動きとしてはモルガン・スタンレーMUFGが40万株ほどを買い戻している感じになりますね
続いて、SBI証券を参考にした信用データは以下の通りになりますが、ご覧いただくと分かりますが現時点では信用買残と信用売残に大した差はないので今後の株価への影響はそれほど大きくはないと思うので今回は重要視はしていません

とは言っても、今は株価変動が非常に多いタイミングではあるので、今後信用残高に大きな差が出てくる可能性もあるので定期的にチェックする必要はあるかとは思いますし、そのようなことがあればこちらの記事も定期的に更新していきますのでご安心ください
三桜工業とは?事業内容やニュースなど
自動車用の各種チューブや集合配管などを製造
参照:SBI証券
主要製品はブレーキチューブ/フューエルチューブ/フューエルインジェクションレール/スチールチューブ製品および樹脂チューブ製品/クイックコネクター/シートベルト用バックル・ショルダーアジャスター等になります

こちらは三桜工業の半年間の株価推移を表したものになりますが、こちらのビジネスモデルを確認する限り革新的なものではないため、今回はどのような材料が株価に影響を与えたのかを分析していきたいと思います
なぜ三桜工業の株価は高騰したのか?
三櫻工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⻑:竹田 玄哉、証券コード: 6584(東京証券取引所市場第一部))は、熱源に置くだけで発電する新型熱電発電素子を国立 大学法人東京工業大学と共同開発し、50°C環境下で、4 ヵ月の連続発電に成功しました。 三櫻工業と東京工業大学 物質理工学院 松下祥子准教授の研究グループは、2017 年 7 月より 新型熱電発電素子の共同開発に取り組んできました。この成果として、熱源に置くだけで発電する新型 熱電発電素子の動作を実証することができました。従来の熱電発電素子は、素子の両端に温度差を与えるために、素子の一方を積極的に放熱する必 要があり、素子を組み込んだ発電システムが複雑になるという問題がありましたが、今回の開発によりこの 問題を解決することができました。地球環境保全のため、廃熱の有効利用などが期待されており、今回の成果が熱電発電素子の普及 に向けて大きく貢献できると確信しております。今後、新型熱電発電素子は、IoT・ウェアラブルデバイス 用の電源、自動車・工場等の廃熱発電、地熱発電等に対して、幅広く活用されることが期待できます。 当社は、この技術の早期実用化を目指し、引き続き取り組んでまいります。
引用元:三桜工業株式会社HP(https://www.sanoh.com/ja/ir/ir_topics/2575/)
これまでの熱電発電素子は、素子の両端に温度差を与えるために素子の一方を積極的に放熱する必要があり、素子を組み込んだ発電システムが複雑になるという問題がありましたが、今回の開発によりこの問題を解決することが出来ています
地球環境保全のため、廃熱の有効利用などが期待されており、今回の成果が熱電発電素子の普及に向けて大きく貢献できると考えられており、今回についてはこちらのニュースが好感され大きな買いに繋がったものと思われます
【テクニカル分析】三桜工業の今後の株価推移について

こちらは1年間の株価推移を表した日足チャートになります
以上に示したような好材料により株は大きく買われた結果、チャートは1年間に渡り機能していたレジスタンスラインを突き抜け短期トレンドは上向き始めているのが分かります
今の株価推移としては一旦天井を打ち、下落傾向にありますがこれは下落トレンドに逆戻りしたサインではないので注意が必要になります
というのも、仮に中長期トレンドが上向いていたとしても短期的には上下動を繰り返しながらの上昇になりますので、今回の場合に当てはめると押し目を探している段階になるということになりますよね
今回は結果的に実験成功による好感で株価の上昇に繋がっていますが、このような業界では正式な実用化に至ってから初めてトレンドも確定してくる部分が大きいので今後の動きについては必ずチェックしていかなくてはならないポイントになります
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