NYダウが大幅下落!その原因と今後の株価推移について

   

ニューヨーク株式市場は、米中の貿易摩擦が激しくなることへの懸念から売り注文が相次ぎ、ダウ平均株価は今年最大の下げ幅を記録しました。ニューヨークから報告です。わずか3週間前にダウ平均株価が史上最高値を記録したばかりのニューヨークでしたが、一転、投資家は不安にかられています。5日のニューヨーク株式市場は取引開始直後から大きく値を下げ、ダウ平均株価は前の取引日より767ドル安い、2万5717ドルで取引を終えました。これは今年最大の下げ幅です。為替市場で米中の貿易摩擦の長期化への懸念から、およそ11年ぶりとなる元安ドル高が進んでいますが、トランプ大統領が「為替操作だ」と批判したことで売り注文が加速しました。世界的な景気減速が現実味を帯びてきたことで、比較的安全な資産とされる円も買われていますが、貿易摩擦が為替にも影響を与えていることで、市場では今までにない危機感が漂い始めています。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190806-00000014-jnn-int
参照:SBI証券

今年最大の下げ幅であったことからもテレビニュース・新聞などといったメディアでも非常に大きく取り上げられていましたが、その話題の中心となっているNYダウ指数の5日間の株価推移を示したものが上のチャートになります

今回なぜNYダウはこんなにも大きな下落を記録したのか、アメリカのトランプ政権が始まって以降は度々株価が乱高下する場面が見受けられましたが、いずれの場合もトランプ大統領の発言が発端となっていることにそろそろ気がつくのではないでしょうか

今回の場合は、確かに米中貿易摩擦問題の長期化を懸念したドル高が進行していることに原因の大部分がありましたが、ここで事態が収束していれば株価への影響は限定的であったと推測することが出来ますし、市場の織込み具合を考えても750ドルの下落は非常事態レベルとも考えられます

China dropped the price of their currency to an almost a historic low. It’s called “currency manipulation.” Are you listening Federal Reserve? This is a major violation which will greatly weaken China over time!

引用元:ドナルドトランプ米大統領のツイートより

こちらは、NYダウを750ドル下落させる直接的な要因となったトランプ大統領によるツイートですが、こちらを簡単に和訳すると…「中国は通貨価値をほぼ史上最低にまで下げました。“為替操作[※1]”と呼ばれます。連邦準備制度[※2]を聞いていますか?これは、時間の経過とともに中国を大きく弱体化させる重大な違反になります!」

これまでにも複数回に渡って日経平均株価やNYダウ指数に関する記事を更新してきましたが、その際に触れたのは5年を超える長期チャート上での三尊・トリプルトップの形成でした

それらについてはあくまで可能性の水準でいくつかのパターン分けをしていましたが、結果的にはあの三尊については否定する結果となっています

しかし、状況が好転したかと言われれば、景気後退が叫ばれる中なので当然そのようなことはなく今回はそれに言及する形でのテクニカル分析をしていきたいと思います

 

[テクニカル分析]NYダウの今後のチャート推移は?

参照:SBI証券

こちらはNYダウの5年チャートになりますが、今回の山を形成する前段階において高値水準は3回とも同じポイントで反発しています

その際にトリプルトップの形成と出来高の継続的な現象により中長期的な下落相場が始まるリスクが高まりましたが、先日新高値を更新したのでご存知の方がほとんどかとは思いますがトリプルトップについては否定されています

基本的にはこれまで反発していた水準の突き抜け(ブレイクアウト)により上昇速度は増し新たなボックス圏への突入を期待できるのも事実ですが、今回の場合はオシレーター指標を分析することで通常のブレイクアウトとは状況が異なるということに気づいていただけるかと思います

こちらの長期チャートを分析すると、高値は更新しているけれども出来高は依然として現象傾向にあることが分かり、商いが大幅に減少している証拠になります

「私だったら」という仮定の話をすると、この場合極めて長期投資においては危機感が高まっている状態にあるので長期保有という選択は致しません

では、このような場合の対処法としてはこちらも「私の場合」の話にはなってしまいますが、超短期的な値動きを狙ったデイトレード・スイングトレードにするという非常にシンプルなものになりますが、これにより今後長期的に成長が見込める銘柄という限定色はなくなり全ての銘柄を投資対象にすることが出来るので選択幅の拡大にも繋がりますよね

参照:SBI証券

こちらはNYダウの1年チャートになりますが、なんとか大きなトレンド転換寸前で踏みとどまったといった感じでしょうか…大きく落ち込んでいる2点を結ぶとサポートライン水準が見えてきますが、ちょうどその水準までの落ち込み・反発が確認できるので一旦はトレンド継続といったところになります

長期チャートではこの後山を形成する動きが見られると思うので短期的に上向くというのは非常に理にかなった動きではありますが、あくまで短期的な反発上昇が期待できるだけで長期的にはかなりの弱気相場になりつつあることは忘れてはいけません

今世界の株式市場を動かしている、最も影響力のある人物はトランプ大統領であるためこの方の発言にも耳を傾けなくてはなりませんし、その発言により大衆はどのように考えそして動くのかを予測することが必要になってきます

 

用語解説

[※1]為替操作

対米通商において優位な立場をとるために外国為替相場を人為的に操作していると米国が認定した国のこと。日本を含めた米国の主要貿易相手国を対象に米財務省が調査し、半年に1度発表する外国為替報告書を通じて公表する。為替操作国に認定された場合、2国間協議が実施されるほか、米国だけでなく各国から通貨切り上げ圧力が強まることもある。 

引用元:野村證券HP(https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/A02121.html)

[※2]連邦準備制度

Federal Reserve Boardの略称。FRBは、FRS(連邦準備制度)の構成機関の一つである。米国の金融政策策定にあたる理事会である。連邦準備理事会という。 
FRBが開く金融政策の最高意思決定機関にFOMCがある。FOMCは、FRBの理事7名や地区ごとの連邦準備銀行(FRB)総裁5名で構成されており、米国の金融政策やFFレートの誘導目標を決定する。

引用元:野村證券HP(https://www.nomura.co.jp/terms/english/f/frb.html)

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