BTC・ETHに新たな好材料!チャートの水準感を分析

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E-Tradeが仮想通貨取引開始へ

米有力誌ブルームバーグの報道によると、米大手リテール証券投資仲介企業E-Tradeは、ビットコインとイーサリアムの取引サービス開始を予定している。開始後は続々とアルトコインを追加していくという。E-Tradeはおよそ500万のユーザーを誇る大手オンライン投資・取引企業で、現在約650億ドル(7.3兆円)の資産を保有している。
現時点ではE-Tradeが仮想通貨ウォレットサービスなどをどのように提供するか公式からは明らかになっていないが、ブルームバーグなどは米最大手仮想通貨取引所Coinbaseやオンライン投資大手Robinhoodのライバルになる可能性が高いとしている。
著名NY TimesのテックジャーナリストNathaniel Popper氏もE-Tradeの最新情報に関して、「今週TD Ameritrade関連の仮想通貨取引サービステストのニュースがあって、そしてE-Tradeの仮想通貨提供の情報を知らされた。現在第三者カストディによる保管の契約段階だそうだ。」と明かした。

引用元:coinpost

アメリカの大手リテール投資仲介企業であるE-Tradeはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の取引サービスの開始を予定していると報道されています。上の引用文にもあるように、こちらの企業は500万ユーザーを抱えており、再び仮想通貨市場へ大きな資金流入が見込める見通しとなっています。このニュースを受けても尚仮想通貨市場の動きは落ち着いたものになっておりますが、実際に取引が開始され多くのアルトコインについても同様のサービスが提供されることになるとますます期待値は高まるのではないかと思っています。先日の記事でも書いたように、まだまだ世間の仮想通貨に対する不信感というのは拭きれておらず一見好材料に見えても市場への影響は非常に限定的であるのが現状です。ただ、仮想通貨を取り巻く環境は確実に進歩しており、今後ますますの進歩を経て実用化してくる企業が増えることで一気に高騰する可能性も考えられます。この期間は材料は出ているけど値上がりしないという現状をどう見るかが大事であり、私個人としては絶好の仕込み時期あるいは長い目で見ると最後の仕込み段階へと突入しているのではないかと考えています。今の段階で既に仮想通貨投資をしている方にとっては非常にモヤモヤとした時間かもしれませんが、むしろ今の現状は先行投資が出来ているという点においてポジティブに捉えて良いのではないでしょうか。では、ここから主要仮想通貨のリアルタイムチャートのテクニカル分析に移りたいと思います。

ビットコインのチャート分析

BTCのリアルタイムレート

ビットコインの現在値は58万1224円ほど(bitFlyer)になっています。先日の不安材料の出現により相場は大きく後退し60万円を割り込んでいますが、その後についてはほぼほぼ横ばい、先ほど述べたように好材料に対しての反応は悪いので目立った上昇も見られませんね。

BTCの1時間足チャート

4月初めの高騰からは上げ相場が続いていますが、現在推移している相場のどちらへ突き抜けるかで今後の展開も大きく変わる可能性がありますね。というのも、上昇チャートは3度サポートラインを割り込むとトレンドの転換をする確率が高まる傾向にあります。高騰後しばらくして最初に第1サポートライン(ピンク)を割り込み、その後何度か攻防は見られましたが第2サポートライン(赤)を割り込んでいます。そして今は第3サポートラインであるオレンジライン上を推移している状態です。そもそも4月の高騰が急激なものだったので、その後の上昇の勢いは衰えて当然と言えば当然ですが…。今後早くて数日、遅くとも数週間でチャートはサポート・レジスタンスのどちらかを突き抜けることになり、その後の短期的な値動きについてはそれから考える必要がありますね。ちなみに短期的なレジスタンスラインの目安は59万円、サポートライン水準の目安は56万5000円ほどになります。

4月以降の出来高を確認すると押し目水準では出来高が非常に多くなっています。しかしながら、今はまだ出来高に大きな動きが見られず、現在のサポートライン水準(オレンジ)までの下落リスクは大きいのではないかと思います。今後その水準での攻防には注目しなくてはなりませんが、仮にラインを割り込んだ場合には先ほども書いたようにトレンド転換の可能性が高まるのも一旦手仕舞うのも選択肢の1つかと。

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感想(2件)

イーサリアムのチャート分析

E-Tradeがサービス提供予定を発表したもう1つの通貨:イーサリアムについても大きな変化はありません。個人的な感覚としては1日2%ほどの値動きが通常であり、3%を超えてくるとちょっと大きいかなくらいです。この24時間の変動は+0.52%程度ですので今回の材料の影響は極めて小さいと判断することが出来ます。リアルタイムレートは上記の通り18000円ほどです。

ETHの3時間足チャート

ビットコインでは1時間足チャートを使用しましたが、イーサリアムに関しては3時間足チャートにしました。理由はトレンドの転換点がビットコインよりも早く、その起点となる部分まで遡る必要があったからです。ビットコインは第3サポートライン水準まで下げていたのに対して、こちらは第2サポートラインが強く意識されているためビットコインよりもトレンドの水準感としては高くなっている印象があります。チャートの丸部分を見てもらうと分かりますが、ライン付近での出来高は急増しており買い支えがあったことが分かりますね。チャート上に書き加えるのを忘れてしまったのですが、2019年1月・3月に付けた高値と現在の水準が同等であるため、レンジの天井としては少なからず意識されているでしょうしここでの攻防は今後の短期的な動きに大きく影響してくるかと思われます。ここを越えればレジスタンスライン水準までの上昇が見込め、反発した場合はサポートライン水準までの下げが予想されます。

おわりに

今回は材料の対象となったビットコイン・イーサリアムのテクニカル分析をしましたが、短期的な影響は皆無でしたね。むしろ短期的なトレンドでは買い圧力が弱まっている事実があり材料1つでトレンド転換が起こるリスクがあります。仮想通貨市場の今後を客観的に考えた場合、私は長期的な価格推移にはかなりの自信がありますが、短期的にはまだまだ不安定であると言わざるを得ません。ただ、今回はもう1つの収穫もあります。長期トレンドが上向いた後から少しずつではありますがビットコインとアルトコインの動きに乖離が生じてきたことです。これまではどうしても仮想通貨の動き=ビットコインの動きによる部分が大きかったのですが、最近では個別での動きも少しずつ見られてきたので流れは良い方向に向いていると思います。今後も仮想通貨に関する材料が出た際には更新するのでお見逃しなく。

コメント

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