【最初にして最大の壁】対コロナ政策の成果がバイデン新政権への評価となる

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経済

バイデン新大統領&史上初女性副大統領が誕生!

【Bloombergより】「バイデン、第46代米大統領に就任-演説で「結束」呼び掛け」という記事をピックアップします。78歳という米大統領史上最高齢での就任となったバイデン新大統領が、今後どのような国営をしていくのかについて解説していきます。

日本時間の昨夜、バイデン大統領の就任式が行われ正式に大統領就任となりました。既に公にされている部分もありますが…改めてバイデン大統領がどのような政策を行なっていくのかという部分について少し詳しく紹介してきたいと思います。

先日更新した記事でもバイデン氏が実施する大きな経済政策についてはまとめていますが…就任式を終えた直後なので新しく発言している部分も多いと思い、前回と重なる部分も多少ありますが紹介していきます。まずは今回ピックアップした記事を一通り読み進めていきましょう。

【最悪の船出政権】大統領就任式で語った内容とは

 米国の第46代大統領にジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア氏が20日、就任した。多数の死者を出している新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)や長引く失業、急速に高まりつつある社会不安といった困難に見舞われる中、近年の米国史で最も険悪となった政権移行を乗り越えて国家を主導することになる。

バイデン氏は同日正午(日本時間21日午前2時)少し前、連邦議会議事堂前でロバーツ連邦最高裁長官を前に大統領の就任宣誓を行った。ちょうど2週間前、大勢のトランプ前大統領支持者がバイデン氏の大統領認定を阻止しようと集まった場所だ。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-20/QN8SE4DWLU6A01?srnd=cojp-v2

こちらは記事前半部分を引用したものになりますが…この内容をまずはまとめてみると複数の事実が判明しますよね。それらは「バイデン氏が米第46代大統領に就任したこと」「「近年の米国史で最も険悪となった政権移行を乗り越えて国家を主導する=就任直後から対新型コロナ政策に追われること&トランプ氏との大統領選挙の縺れ」日本時間の昨夜に大統領就任式を終えたばかりであること」などが挙げられます。

ここに書かれている部分は事実として一旦受け止める必要がありますが…あくまで重要なのはトレードのシナリオ作り(トレード戦略を作る過程)で必要な部分をしっかりと押さえることになります。必要な部分というのは大半が“目に見えないもの”であり、正直言ってここに書かれている概要的部分については既に世界中の人が知っている情報(市場が既に織り込んでいる材料)として考えておくべきです。

なので…まずはこの文章から事実を把握した後に「今後のトレードを優位に進めるために必要な情報は何か」ということを考え、そしてそれらについてはこの場で解決するように努めなくてはなりません。ここまでの引用部分における“目に見える部分”というのは赤線を引いてある部分に対応しています。そして、ここから“必要な情報(目に見えていない部分)”を考えるという作業に移ります。

結論から言うと…現時点で見えていない且つ必要な情報は「大統領就任式における発言まとめ」「対コロナ政策の具体的な内容」が主なものになります。これらに関しては記事を最後まで読み進めると書いてあるかもしれないし書いていないかもしれないです。書いていない場合については調べるなりしてこの場で解決しておくことをお勧めします。

参考までに…必要な情報2つ目「対コロナ政策の具体的な内容」に関しては、僕が先日記事にしているので順を追って後で紹介したいと思います。これは一言でまとめると「バイデン氏が1.9兆ドルを投じる大規模な経済政策第1弾」に該当するものなんです。では、記事をさらに読み進めていきたいと思います。

【大統領は誰でも良い】目的は「トレードで利益を出すこと」だけ

バイデン氏は女性が参政権を求め、そうした運動がこの日カマラ・ハリス氏の米国初の女性副大統領就任に至った経緯にも触れ、「物事は変えられないという話は私には通用しない」と述べた。ハリス氏は黒人として、またインド系米国人としても米国初の副大統領。

さらに、「赤(共和党)と青(民主党)、地方と都市、保守とリベラルの間で繰り広げられる無意味な争いを終わらせなければならない」と語るなど、約20分の演説は大統領選での訴えと同様に国民の結束を強く呼び掛ける内容となった。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-20/QN8SE4DWLU6A01

こちらは記事中盤部分にあたります…内容としては「米国初の女性副大統領誕生」など歴史的な事実が書かれています。しかし、僕にとっては正直言って“どうでも良い内容=読み飛ばして良い部分”に分類されます。結局、「その情報そのものが社会的に重要か否か」を見ているのではなく「他の投資家に対して優位に立てる情報に変貌するか否か」という観点で見ています。

結局、僕にとっての目的は「トレードで利益を上げること」ただこれだけですので、特に多くの情報収集をして頭が良くなりたいわけでもなければアメリカに興味があるわけでもないんです。そういう角度から考えると…少なくともこの部分に重要なものは何一つ見当たらないというのが僕の意見になります。

【2009年以来】上下院の過半数確保は政権運営の必要最低条件

バイデン氏の結束の呼び掛けは、閣僚候補の指名承認や新型コロナ禍に対応する追加経済対策案を巡る交渉など一連の試練に早速直面することになる。

(中略)

バイデン氏はまた、就任後直ちにトランプ前政権下での移民や気候問題などに関する政策の巻き戻しに着手する。演説では「危険と大きなチャンスに満ちたこの冬、われわれにはやるべきことが多くある。スピードと緊急性をもって前に進む」と述べた。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-20/QN8SE4DWLU6A01

これは記事終盤部分を引用してものになりますが…特に新しい情報は出てきておらず「新型コロナウイルス・インフラ・気候変動」と当初から掲げていた課題に早急に取り掛かるとの内容が記載されているだけになります。ただ、ここで見えない問題が1つだけ存在しており「これらの問題に早急に取り掛かれるか否か」についてです。

先日、議会選挙結果が出ており上院・下院ともに民主党が過半数を占めることになりました。今後の政権運営において様々な法案を通すことになるのですが…最低でも過半数を取っていないとねじれ議会となり運営はかなり厳しいものになります。幸い、民主党はどちらでも過半数を取ることに成功していますが…議席数の割合は非常に拮抗しているため今後は法案がスムーズに通るか否かという問題に注目する必要がありそうですね。

では…以上の流れで今回ピックアップした記事に一通り目を通したことになりますが、最後に「バイデン氏が行う対コロナ政策について」先日書いた記事を改めて共有したいと思います。大統領就任式でも「迅速に取り組まなければならない」と話していた通り、今世界が最優先して克服しなければならないものになっています。

タイミングに関しては気の毒ですが…対コロナ政策をしくじることになると支持率の急落は免れないですので、公表されている通りに1.9兆ドルという莫大な資金を投じることになっています。この資金の具体的な配分についても大方は公表されており、それについても先日の記事でまとめているのでぜひ参考にしてみてください。

バイデン氏の大統領人生は「対コロナ政策」の結果で99.9%決まる

【ニュース解説】1.9兆ドルを投じる経済政策の内容を踏まえて今後のシナリオを組み立ててみよう
バイデン次期大統領が大規模な経済政策を打ち立てる!第1弾は「コロナ対策」で投じる額はなんと1.9兆ドルに。この莫大な資金の内訳と、これがマーケットへ与える影響とは?

こちらをクリックしていただくと「バイデン氏が計画している経済政策第1弾・第2弾」についてのまとめをお読みいただけます。新しく大統領に就任したタイミングというのは…国にとっても大きな変革のタイミングになるので、これから大統領令が多数発令される可能性は十分に考えられます(4年前もそうだった)。

現時点において具体的に分かっているものは「2つの経済政策」になりますが…この政権運営を良い方向に運ぶためには「対コロナ政策」にかかっていると思われます。支持率の行方・金融市場への影響などあらゆる角度からバイデン政権をみても…今はとにかく「対コロナ政策が上手くいくかどうか」です。

なので…今後はあらゆる情報が錯綜するはずですがこのポイントに絞って政権を評価することでトレードのシナリオを立てることが攻略の糸口になってくることはほぼ間違いないと思います。どんなにポンコツ政策を打ち出してもコロナウイルスを完全に封じ込めたらバイデン氏の勝ち、どんなに国のために素晴らしい政策を打ち出してもコロナを抑えられなかったら負けだということです。

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