トランプ氏、会見にて次期政権の成功を祈る
今回考えていく記事は投資家である皆さんのみならず…多くの人が関心を持っているものになると思います。それが「トランプ氏、次期政権の成功祈ると表明-バイデン氏には直接触れず(Bloomberg)」というものです。
「このニュースがなぜ大きな関心を集めてるのか」「バイデン氏は普通に大統領選挙に勝利したから終わった話じゃないか」などと言われそうですが…実はTwitterでは「本日1月20日(日本時間22時頃)にトランプ陣営による緊急放送が行われる」と話題になっているんですよね。
これは単なる陰謀論なのか大統領選挙にとんでもない結末が待っているのか…これに関しては情報が錯綜しすぎて本当の部分は僕にも見えていません。というよりも、僕自身はFXトレードで利益さえ出せれば大統領は誰でも良かったんです。
当初、トランプ大統領の再選があればロングポジションを持ってたドル円で大きな利益が出せる、逆にバイデン氏が勝利すればもしかしたらドル円が100円を割れるかもしれないと勝手に考えていたため…そんな単純な理由でトランプ再選を望んでいた訳です。ですが…もうこれだけ時間が経ってドル円ポジションも今はほとんど持っておりませんので、この結末に関してはどうでも良くなったというのが正直なところですね。
緊急放送については後ほど簡単に紹介したいと思いますが…まずは紹介するニュース記事を読んだ上で今後のシナリオについて考えていきたいと思います。
バイデン大統領就任は既定路線、相場を動かすには不十分
トランプ米大統領は20日の離任演説で、バイデン次期大統領の成功を願うと表明する。バイデン氏に対しては好意的な姿勢をこれまでほとんど示してこなかった。
事前に録画された演説をホワイトハウスが公表した。この中でトランプ氏は「今週、新政権が発足する。米国の安全と繁栄の維持で成功するようわれわれは祈る」とし、「彼らの幸運を願っている。極めて重要な言葉だ」と述べている。
引用元:Bloomberg
こちらは記事冒頭部分…僕はどうしても「バイデン陣営による選挙不正疑惑」や「メディアのあまりにも偏った報道」「トランプ陣営による緊急放送の噂」などあらゆる情報を耳に入れてしまっているので素直にこの情報を受け取ることが出来ないんですよね。
今の段階では「このままバイデン氏が大統領に就任する」「トランプ氏による緊急放送が現実になる」という可能性が僅かでもある2つのシナリオそれぞれについて考えていきたいと思っています。
まず1つ目のシナリオである「このままバイデン氏が大統領に就任する」パターンについてですが…こちらについては上の引用部分でもトランプ氏が「今週、新政権が発足する」と述べているように何のサプライズ感もない材料となるので市場への影響は限定的であると言えます。
限定的ではあるのですが…いわゆる“ご祝儀相場”と呼ばれる株・為替の上昇相場が見られるかもしれません。僕も先日ブログで書いたように、バイデン氏はここから大きな2つの経済政策を実施する予定です。1つ目は「1.9兆ドルを投じる対コロナ政策」であり2つ目は「インフラ・気候変動問題に関する政策」を予定しています。これに関して具体的に書いた記事はこちらになりますので、まだ読んでいない方は併せてお読みください。
本当のサプライズはトランプ氏によるクーデター
トランプ氏は次期政権の成功を祈るとしたものの、バイデン氏の名前には直接言及していない。議事堂乱入で支持者をあおった責任も認めていない。また、「新政権に権限を移譲する」としながらも「われわれが始めた運動は始まりにすぎない」とも述べ、国政に将来再び関与する可能性を示唆した。
トランプ氏は20日のバイデン氏の大統領就任についてほとんど認めてこなかった。就任式の前に行われる恒例の会合にもバイデン氏を招待しない見通しで、就任式前に首都を離れる。
引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-19/QN770PDWRGG301?srnd=cojp-v2
このニュースを一通り読んだ上でポイントをまとめると…「トランプ氏は次期政権の成功を祈ると発言している」「トランプ氏自身は大統領選挙での敗北を認めていない」「今後も何かしらの形で国政に関与する可能性を残している」ということです。
ニュースを読む上で重要なことは「目に見えない部分をどれだけ今後のシナリオ予想に組み込めるのか」という部分です。記事を読めば「バイデン大統領が就任する可能性が極めて高い」ことは明らかですが…ここを理解したところで他のトレーダーとの差別化は生まれない(利益に直結するのはほんの一部だけ)ですよね。
誰でも手に入れられる情報を①・自分で考えなくてはならない要素を②とするのであれば…トレードで利益を手にするために必要なのは確実に②です。今回のことで言うと「バイデン大統領の誕生」は①に該当するので僕は無視します。②:何かしらのサプライズがあったら市場はどう動く?という部分について考えることが出来れば…数少ない大相場を手にすることが出来ます。
トランプ氏による“緊急放送”とは?
ではここから②についてのシナリオを考えるために、念のため噂されている“トランプ氏による緊急放送”についても触れていきたいと思います。今回の場合、①のシナリオ要素は「バイデン大統領就任に対するご祝儀相場」「バイデン氏が実行する2大経済政策」とどちらも好材料になるので上昇要因であることが分かります。
つまり…②はサプライズということで①の反対である下落要素であると考えることが出来ます。②のシナリオ要素というよりも、相場の下落要素は「トランプ氏による緊急放送の実現」「コロナウイルス変異種の出現と感染拡大懸念」などが挙げられ…これらに加えて「実体経済と金融市場の水準感の大きすぎる乖離」も今後の下落材料としては考慮に入れておいた方が良さそうですね。
②要素の「コロナウイルス変異種」については以前のブログで取り上げているのでそちらをご確認ください。こちらの記事では「トランプ氏による緊急放送」の噂されている内容を共有するに留めます。
【関連ツイート紹介】緊急放送は現実となるか、単なる陰謀論か
1/20(水)
バイデン就任式の前日に公開されたトランプ大統領からのお別れのお言葉!
また今度は藤原直哉さんが明日の現地8時から緊急放送と?
コロナ詐欺の真相を西村大臣が伝えるように、と?
デラウェア出身のバイデンとユダヤ博物館の絵画の謎!…https://t.co/YRB1isa8qE pic.twitter.com/X7p3v041s0— TweetTVJP (@TweetTVJP) January 20, 2021
要するにトランプが逮捕するのではなくて軍と捜査当局が逮捕するのでしょ。トランプが逮捕するように見られても困るので。トランプはその間、首都ワシントンを離れるわけでしょ。20日の午前8時にホワイトハウスを出発。pic.twitter.com/L2Ew5INUa4
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) January 20, 2021
ワシントンDCの友人からの連絡。
中位の大きさの、テレビ局に、FCC
(連邦通信委員会)が訪れ、20日朝8時から、72時間報道を空にしておく様にとの指令があり、これに違反すれば、刑罰を受けるとの事だ。これは、トランプ大統領が計画している、緊張放送に違いない。
遂に来た❗️
明日の軍事行動❗️
— トミコ ゴードン (@ujRCWuQLRUTxvhc) January 20, 2021
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