NYダウにかつてない大暴落の兆候?

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全て

はじめに

本日はNYダウ平均チャートのテクニカル分析をしていきたいと思います。NYダウは26600円付近を高値に3回目のチャレンジをしておりますが、なかなか突き抜けることが出来ていないので、一回視点を変えて短期〜長期のチャートをぼんやりと眺めていました。もちろんNYダウ平均価格は日頃から気にかけていたのですが詳細の分析をすることはあまりなかったので気がつきませんでした。しかし、今回の分析で非常に恐ろしいことを発見し、もしかしたらと思ったので本日はそれについての記事を書こうと思います。

NYダウ平均のチャートでは今何が起こっているのか

SBI証券より

上のチャートはNYダウ平均の5年チャートになります。今後の株価推移を考える上では絶対に押さえておきたいポイントになりますので、1つずつ手順を追って説明していきます。ですので、今回は同じチャートに様々な加工をして説明していきたいと思います。同じチャートが複数回出てくることになりますがお許しください。

まず1枚目ですが、こちらには何の加工も施しておりません。ここではこの記事で説明していくことの概要を書きます。一言でポイントを言うならば「長期的なヘッド・アンド・ショルダー(三尊)」を形成しているとうことです。ヘッドアンドショルダーとは文字どおりですが、1つの頂点(ヘッド)とその左右に2つの山(ショルダー)を形成している形で、こちらはトレンド転換のサインとして非常に信憑性の高いものになります。このチャートの場合、2018年10月頃に付けた高値はヘッド部分、そして2018年1月に付けた高値が1つ目のショルダー、現在付けようとしている高値が2つ目のショルダーになります。しかし、2つ目のショルダーですがまだ高値が決まったわけではないのでまだヘッド・アンド・ショルダーの完成と言うことは出来ないんです。さらに上昇を継続し前回高値を突き抜ければその後の継続した上昇も見込めるので、本日は前回高値を超えなかった場合の話になります。

では2枚目の画像に移ります。こちらでは2016年1月に底を付けた日を起点にして、そこから数年間に渡って意識されてきたサポートラインを引きました。2018年に付けた1つ目の高値は天井ではなかったことが分かりますね。理由はその後の調整下落はサポートラインで下げ止まり、その後の反転上昇において2018年1月の水準を超えているからです。もう1つのトレンド継続の根拠は出来高にあります。上昇している局面では2箇所(2018年1月・2018年10月)ともに増加しているのに対して、1回目の高値をつけた後の下落局面では出来高は減少しています。トレンドに沿ったごくごく自然な流れですね。

しっかりとテクニカル分析を勉強している人なら気付いたかもしれないですが、既に2度目の高値の時点で上昇トレンドに黄色信号が点灯していたんです。1回目の高値を付けた時の出来高と2回目の高値を付けた時の出来高を比較してみて下さい。どちらが多いですか?1回目ですね。その時の異変がほぼほぼ確信に変わるのは2回目の高値を付けた後の短期的な下落局面になります。サポートラインを割り込んでいるんですよね。つまり、数十年間にわたって形成してきた上昇トレンドに出口が見えてきた、しかも鮮明にです。そして、続く3回目の高値チャレンジの結果を次のチャートで確認していきましょう。

今回は先ほどのチャートにさらに新たなサインを3つ追加しております。丸の説明を簡単にすると左から、1回目の高値時の出来高・2回目の高値時の出来高・3回目の高値時の出来高になります。同じ水準までどれも上昇しているのにも関わらず出来高は回数を追うごとに減少しているのが分かりますね。3回目の上昇局面でもやはり前回高値を超えることができず、またレジスタンスラインにそれを遮られるかのように反発していますね。3回目の高値が2回目の高値を今回上回ることが出来なければ、その時に下落トレンド開始のゴングが鳴ると思ってもらって構いません。

続いてのチャートですが、さらに2本のラインを追加しております。黄色のラインですが、こちらもヘッド・アンド・ショルダーを考える際には目安としなくてはならないネックラインと呼ばれるものになり、その候補となるものです。ヘッド・アンド・ショルダーを完成させるための最後の条件が「ネックラインの割り込み」になります。

今3回目の高値更新をチャレンジしていますが、前回高値を超えずに下落を始めた場合は黄色のラインに向けた下落を開始します。そして、次の焦点であるネックラインの割り込みが起こった場合にヘッド・アンド・ショルダーの完成:本格的な下落相場の始まりになります。

ネックラインの割り込みが終わった後ですが、その後は一度底を打った後にネックライン付近まで上昇する傾向にあります。ですが、このネックラインがレジスタンスラインとして機能しており、その水準での反転下落が予想されます。そのような形が形成されるといよいよ…という感じになり今NYダウはまさにその形を完成させつつあることは認識しておきましょう。では最後にこれまでの振り返りも兼ねて、ヘッド・アンド・ショルダーの形成過程を箇条書きでまとめておきますので参考にして下さい。

ヘッド・アンド・ショルダーの形成過程

  1. 現在進行している上昇トレンドが存在している
  2. 1度目の高値形成(今回の例では2018年1月に付けた高値)とその後の調整下落
  3. 2度目の上昇局面で1度目の高値を超える(今回の例では2018年10月)も出来高は減少
  4. 1度目の高値より低い水準までの調整下落局面が存在している
  5. 3度目の上昇が起きるも前回高値(2018年10月)を超えることが出来ず、出来高も減少
  6. ネックラインを割り込む
  7. ネックラインまでの反発上昇も突き抜けずに下落

以上の7つの過程を経て天井の形成、そして大きな下落が発生していきます。現在のNYダウ平均のチャートでは、今5番目(3度目の上昇が起きるも前回高値を超えることが出来ず、出来高も減少)まで終了しています。今後ネックラインを割り込むことになると…一言で言うと危ない。先ほども触れましたが3度目の天井はまだ確定していないのでまだヘッドアンドショルダーの完成というわけではありませんが、必ず頭に入れておいて下さい。

以上!

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