米ドル円はこの後下落する?多くの投資家が大損をする羽目になる可能性について

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米ドル/円をショートする投資家が急増している!?

今回はこちらのチャートが示しているものについて分析していきたいと思います。今は短期的に上昇トレンドのようですが、果たして皆さんにはこれが何のチャートか分かりますか?おそらくですが分からない人は一人もいないと思います、たとえ投資をしたことがない人であってもです。理由は…画像の左上を見てもらうと分かるのですが「米ドル/円」と表示されているからです

というどうでも良い前段はさておき、今回は米ドル/円(USD/JPY)の分析をしていきたいと思います。なぜこちらの分析をしようと思ったのかというと、Twitterを見ていたら「ドル円 ダイバージェンス」「ダイバージェンス!」「売るか」などといった米ドル円に対するツイートを複数見かけたからです。チャートをパッと見た限りでは確かにダイバージェンスは発生しています。発生しているん“ですが”、「本当に今売って大丈夫?」という部分についてさくっと考えていきたいと思います。参考に出来る部分があるかもしれないので、エントリーはこちらの記事を読んでからでも遅くはないと思いますよ〜

とは言っても、すぐに本題に入るわけではなくまずは「ダイバージェンス」についての解説から入っていこうと思います。今から解説するダイバージェンスについてしっかりと理解していただければ、後からの米ドル円のテクニカル分析についてはスッと内容が入ってくると思いますので、しばしお付き合いください

   

ダイバージェンスの基本的な考え方について

「ダイバージェンス」は、チャートとオシレーター系指標(MACD&シグナル・RSIなど)を組み合わせて発券するのが基本的なものとなっています。どのような場合のことをダイバージェンスと呼ぶのか、それは株価・為替水準は上昇しているのにも関わらずオシレーターの高値は切り下がっている状態、それとは反対に株価・為替は下落しているのにも関わらずオシレーターの安値は切り上がっている状態のことを言います

本来であれば、株価が上昇しているのであれば、それと並行する形でオシレーター指標の高値も切り上がります。下落トレンドであればこの反対で、株価が下げているのに対してオシレーター指標も切り下がっているのが自然ですよね。ところがダイバージェンスと呼ばれる価格とオシレーター指標間の逆行現象が発生することで、近いうちの「トレンド転換」を認識できるようになるわけです。ただ、オシレーター指標を使ってエントリーポイントを探る際に注意しなくてはならないことがあります

例えばRSIの場合、基本的には「70%以上だと買われ過ぎ、30%以下だと売られ過ぎ」と判断されることが多いです。これは紛れもない事実なのですが、だからと言ってRSIが70%もしくは30%にタッチしたタイミングで逆張りのエントリーをすると大火傷を負うリスクが大きいです。それはなぜか?RSIなどのオシレーター指標はあくまで“過熱感”を図るものであって、それ単独で売買シグナルにすることに対してはあまり効果的ではないからです

仮に、めちゃくちゃ大きい上昇相場が発生したらRSIは瞬く間に70%を超えますし、さらにそこで反転することなく75%・80%とその数値が大きくなることだって普通にあります。そうなると逆張りでのエントリーは大損の引き金になってしまいますよね。なので、基本的にはトレンドが発生していないレンジ相場にて有効活用されているということと、トレンド発生時にはそのトレンドの“強さ”を把握する必要がありますよね

ダイバージェンスの時も同じことが言えて、「RSIが70%に到達して、さらにチャートも何となく上昇しているからそろそろ反発するかな〜?」と考えているようであれば大損寸前です。マルチタイムフレーム分析に基づいて短期〜長期の目線をしっかりと持ち、ある程度自分の中で節目となるポイントを意識することが必要になります。以上、簡単になりますがダイバージェンス・オシレーター指標に対する考え方になります。ではここから、本題でもある米ドル/円(USD/JPY)のテクニカル分析に移っていきたいと思います

   

米ドル円チャートでダイバージェンス発生?この場所でのエントリーが危険すぎる理由とは

今回使用するのは米ドル円の日足チャートになります。振り返りになってしまいますが、何で今日この通貨を扱っているかと言うと、Twitter上で「米ドル!ダイバージェンス!」「米ドル トレ転?」みたいなものを多く見かけたからです。で、そのダイバージェンスが発生している部分については上のチャート上に黄緑色の矢印で示してあります。確かにチャートの高値は更新しているのに対してRSIの高値は切り下がっているため、ダイバージェンスは発生しています。しかし、ここでエントリーするという行為には“とんでもない危険”が潜んでいるんですよね

“とんでもない危険”とは?私のブログを毎日読んでくれている方であれば既にお気づきの方もいるのではないかと思いますが…思い出して欲しいのは「ダウ理論」になります。「明確な転換シグナルが出るまでトレンドは継続する」というものですが、ダイバージェンスには騙しも多く含まれているため“明確な転換シグナル”には該当しません。つまり、今はまだトレンド転換を決定づけるサインは出ていないのでエントリーするには危険すぎるということです。では、明確な転換シグナルとは何なのか?それは「押し安値の割り込み」でしたよね

直近の高値は前回高値を突き抜けているので、直近の高値の起点となっている安値が押し安値となります。その押し安値水準に引いてあるのが上のチャートで言うところの黄色の水平線になります。そこで現在の為替水準を確認してみるとそのラインよりも高い位置にありますよね?つまり、トレンドの方向性としてはまだまだ上向きであり、このラインの割り込みを確認することが出来なければ明確なトレンド転換を予想することなんて出来ないんです

仮に、今後高値を更新することなく押し安値水準を割り込んだ場合、その後一旦の反発上昇が見られると思います。その際に価格・RSI共に高値を更新することが出来なければ初めて下目線で考えて「ショート」という選択肢が出てくることになります。今回は、あまりにも曖昧な判断をしている人が多かったのでこのような記事を書かせていただきました。もちろん、結果的にはそれで利益に繋がるのかもしれないですが、そうなった場合は“運が良かった”だけに過ぎません。長いトレード生活で安定した利益を上げ続けたいのであれば、このような細かい部分にも気を配って分析していく必要がありますね

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