債券投資家にも理解できない?現状の不透明感がさらに増す

今回は債券に関する記事“米国債相場の大幅下落、動きは一方通行ではないとの警鐘”というものを取り上げたいと思います。「8月の歴史的な利回り低下後、米国債利回りの方向は低下しかないように見え始めていた。ところが…」とあります。これまでにもしつこいレベルで相場の不透明さを指摘しましたが、これでさらに先行き不透明感を強める要素が1つ増えたことになります

8月の歴史的な利回り低下後、米国債利回りの方向は低下しかないように見え始めていた。ところが5日、利回りは急上昇。米国債に最も強気な投資家にさえも相場の動きは一方通行ではないことを思い出させた。2年債利回りは5日、一時14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。14bpなら1日として10年ぶりの大幅上昇だった。人気の高い長期債連動のiシェアーズETFは一時2.4%安と、2016年の米大統領選翌日以来の大幅な日中下落となった。米国ばかりでなく、ドイツの30年債利回りも一時プラス圏を回復した。米中両国が来月に対面での貿易交渉を再開することが分かり、貿易戦争に関する楽観が高まったことがきっかけだが、債券相場下落には他の理由もあった。米供給管理協会(ISM)が発表した8月の非製造業総合景況指数が市場予想を上回ったことに加え、投資適格社債の大量発行による需給悪化、金融当局者3人の発言などが利回り上昇を後押しした。ブリーン・キャピタルの債券戦略責任者、スコット・ブクタ氏は、「トレンドは利回り低下だとしても、米国債の動きは一方通行ではない」と述べた。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-06/PXE1U66JTSE901?srnd=cojp-v2

今回の記事では「基本的な株価と債券」の関係を初めに取り上げた上で、今の状況はどうなっているのか、また今後はどのような可能性が考えられるのかについて言及していきたいと思います。株価と債券の関係については今ではネットで誰でも調べることの出来る時代なので簡単なものにあえて留めておきたいと思います

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基本的な株と債券の関係性について

継続的に景気が良くなり、金利が上昇する環境下では、金利水準が過熱しつつも、資金調達ニーズの高まりは続き、企業業績向上への期待が高まります。投資対象としての魅了は債券から株式に移り、投資マネーは債券市場から株式市場へ移動するので、金利上昇と株価上昇が起こります。反対に、金利上昇が悪い影響を及ぼす場合があります。これは金利が上昇することにより、企業は借入れコストが上昇する為、設備投資の縮小を行います。また、個人消費でも住宅ローン金利が上昇することから、住宅購入を見送ることも考えられ、企業業績低迷への不安が高まり株価は下落する傾向があります。

引用元:SMBC日興證券HP

上に引用したものをお読みいただきたいのですが、株価と金利だけの関係を見ると相関・逆相関関係のどちらの可能性も考えられるわけです。また、債券価格と債券利回りは逆相関担っているため、債券価格が上昇すれば利回りは下落・債券価格が下落すれば利回りは上昇していくことになりますよね。これを踏まえると、教科書的には債券価格と株価は逆相関になっているということになります

しかし、実際の経済環境はどうなっているでしょうか?世界的に金利の低下・金融緩和の動きが目立っている状況ではありますが、株価は乱高下しているといった状況があります。これに基づいてある仮説を立てたのでこの場で共有していきたいと思います。「金利上昇=株価上昇あるいは金利低下=株価低下」というのはあくまで教科書に載っているような理論になっているわけで、それを証明するための手順・仕組みも決まっていますよね?しかし、なぜ現実はそうならないのか?一言で言ってしまえば「そんなに単純な話ではないから」です。直近の1年を取り上げられるだけでも米中貿易摩擦・北朝鮮問題・EU離脱問題など非常に多くの外的要因が市場に影響を与えましたが、これらは全て教科書の管轄外になっています

金利と株価に絞って話をしてしまえば、日銀がしきりに金融緩和を行なっているのでその度に経済活動の活発化・株価上昇が見込まれるはずですよね。しかし、そうはならないのはなぜか?教科書に従って経済が進むのであれば、今回の場合で言うと「日銀の金融緩和策が行われた後には企業が借り入れ・投資を積極的に行い…」となるのですが、実際には「企業が動かず保有現金量が積み上げられている(金融危機への備え)」と言った状況が継続しているからです。つまり、今回の記事で伝えたいことはたったの1つだけ、「常に生の相場を見つめることの重要性」です。つまり、「正しいのは実際の動き・結果」ということになります。教科書が正しいのではなく、実際の結果が正しい。基本的なことではありますが、理解できていないからこそ投資で勝てない人がほとんどであると思っていますのでもう1度このことについては再認識をお願いします

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