やはり経済崩壊直前なのか?あるデータが深刻さを物語っている?

今回は昨日も登場したヘッジファンド投資家のバーリ氏の発言に関するニュース記事(『「世紀の空売り」投資家、インデックスファンドに警鐘-CDOと類似』)を取り上げさせてもらいます。最近ではメリルリンチ(Merrill Lynch)のリスク市場に対するブルベア指数が強気に転じたことを受け、モルガン・スタンレーなどと言った機関投資家が株式市場を楽観視しているというニュースが出ました。ちなみに、ゴールドマン・サックス証券についても年内利下げは残り1回だと判断し株式市場を楽観視しているとの報道も既に出ています。しかし、これに待ったをかけたのが今回の中心人物であるバーリ氏、というのも最近のインデックスファンドへの大きな資金流入が2008年に起こった金融危機前の状況に似ているからだそう…。

ヘッジファンド投資家のマイケル・バーリ氏は、最近のインデックスファンドへの大量の資金流入について、2008年に世界的な金融危機が深刻化する前の債務担保証券(CDO)のバブルと類似性があると指摘した。CDOの価値はその後急落し、グローバル金融システムは破綻の瀬戸際に追い込まれた。

引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-05/PXBZC66TTDTH01?srnd=cojp-v2

   

現在の経済状態はリーマンショック直前にそっくり?

では上に引用した部分の中に「CDO」というワードが出てきましたが、これはリーマンショック・世界金融危機を語る上では外せないものになるので、まずは現在の相場と似ている10年前のことについて書いていきたいと思います。CDO(Collateralized Debt obligation)とは債務担保証券のことを指し、発行の裏付けとされる資産が社債・企業向け貸付債権である証券のことを言います。ちなみにそれら社債やローン債権などを組み込んだポートフォリオを裏付けに証券を発行する仕組みになっており、元利金についてはポートフォリオからのキャッシュフローから支払われる仕組みとなっています

正直読者の皆様にとっても何のことかよく分からないとは思いますが、この“よく分からない”という不透明さが引き金となって最悪の金融危機(リーマンショック)を引き起こすことになるんです。リーマンショックの関連用語として「サブプライムローン」という言葉を耳にする機会が非常に多いと思います。サブプライムローンは信用力の低い債権で組まれたポートフォリオであったのにも関わらず高い格付けが付与されました。しかし、この問題の本質は別のところにあり、それは様々な債権を組み込んだものであったため「流動性が非常に低かった」という部分にあります。その問題がどのように変化したのかについては以下のとおり

米住宅ローン大手の経営危機の表面後、2007年7月に格付会社がRMBSの格下げに踏み切ると、CDOへの懸念が一気に拡がり、投資家は一斉にCDOの売却(解約)に動きました。しかし、CDOが保有する流動性の低い債権の売却はうまく進まず、解約の凍結が危惧されるようになりました。

引用元:https://www.nikkoam.com/files/fund-academy/newsletter/pdf/news_20180528_01.pdf

これが引き金となり、リーマンショック・世界金融危機へと発展していったわけです。このような形で世界中に信用不安が広がり株価が暴落する中で、FRBなど各国中央銀行による市場への資金供給も限界を迎え、翌2008年にリーマンショックを引き起こすことになります。米中貿易摩擦・イギリスのEU離脱問題・景気後退懸念など、多くの外的要因があるにも関わらず株価水準は非常に高いのが今であり、景気と株価の関連性の無さに関してはリーマンショック直前の状況による似ているということです

https://www.nikkoam.com/files/fund-academy/newsletter/pdf/news_20180528_01.pdf

景気後退局面でも大勝ちするためにすることは1つ!

以上をまとめると、今の経済状況に関して最も恐ろしいのは“不透明感”が漂っているということです。特に株式市場の出来高が減少傾向にあり、外的要因に関してもリスク市場にとってはマイナス要因となるものばかりです。これが表面化した時に崩壊する可能性はあり、これまでにも何度も書いてきたことではあるのですが、今は“様子見”がベストな選択肢になるということです。今後に備えた銘柄分析、市場予想を立てることで自分の中の相場観を養うことに専念してみてはいかがでしょうか?負けている投資家に共通しているのは常にポジションを持っていないと気が落ち着かないというものです。勝てる投資家は勝てる相場で大きくポジションを持てる投資家です。みなさんは勝てる投資家と勝てない投資家、どちらかと言うとどちらになりたいでしょうか?

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