テクニカル分析をする上での出来高の重要性とは?

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2つのテクニカル指標(トレンド系・オシレーター系)の違い

昨日更新した記事では移動平均線について、その設定方法や使い方について解説を行ってきましたが、指標解説の2回目となる今日は「出来高」についてお話ししていきたいと思います

その前に、昨日の記事では説明し忘れたので、まずは2種類あるテクニカル指標の違いについて解説していきます

2種類とは、「トレンド系」と「オシレーター系」に分類されますが、こちらについてはSBI証券で表示することのできるものを全て紹介すると…

大きく分類すると、移動平均線・ボリンジャーバンド・価格変動幅・一目均衡表・フィボナッチライン・エンベロープになります

私が普段トレードの際に使っているのは主に移動平均線・ボリンジャーバンド・一目均衡表・フィボナッチラインになります

もちろん、これらを同時に表示するのではなく、相場であったりその時の状況に応じて使い分けていますので、この点については追々記事にしていきますのでご安心ください

ちなみに、移動平均線については昨日記事にしているのでそちらをご確認ください(↓)

移動平均線の設定方法や効果的な使い方について

続いて、SBI証券のトレード画面で表示することの出来るオシレーター系指標は以下の通りになります

以上のものがオシレーター指標の一覧になりますが、私が普段活用しているのは出来高・MACD(&シグナル)・RSI・RCIが主なものになりこれらについては今後個別の記事にして使い方などを活用していきたいと思います

では、ここから出来高のついて、その設定方法や使い方(トレンド系指標との組み合わせ方)などの詳細について解説していきます

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出来高の設定方法や使い方

出来高の基本的な考え方

まず、出来高の表示方法ですがこれに関しては前回の移動平均線のやり方と全く同じ方法ですので簡単に終わらせてしまいますね

このような手順を踏んで「下段」の箇所において出来高を選択することで、チャートの下方に出来高が表示されるようになります

まず、「出来高とは」についてですが…

出来高とは、期間中に成立した売買の数量のこと。株式の場合、1日、1週間など、ある一定期間内に売買が成立した株数を指します。銘柄ごと以外に、市場全体や指標での出来高も評価されます。「出来高は株価に先行する」といわれることもあり、市場の活性度を測るバロメーターとして使われます。また出来高とは別に売買代金という言葉があります。出来高は株数などの売買量を指し、売買代金は売買で動いた総金額を指します。

引用元:SMBC日興証券HP

よく出来高と売買代金の区別がついていない人がいますが、出来高は株数、売買代金は売買が発生した総額であることをしっかり覚えておいてください

では、続いてこの記事の本題でもある「出来高の使い方」について書いていこうと思います

よく参考書に載っているような出来高の説明は正直言ってレベル1くらいまでが限界で、出来高とトレンド指標を組み合わせることでもっと正確なテクニカル分析をすることが可能になります

まず、“一般的”な出来高の説明は以下のとおり…

売買が成立した株数のことを「出来高」と呼びます。例えば、買い/売りそれぞれ100万株の注文があって、それらがすべて成立すれば、出来高は100万株になります。基本的に、出来高の動きは株価の動きと似たものになります。株価が上がってくると、「今買えば儲かるだろう」と考える人が増えて、買い注文が増えます。これに対して、その株を持っていた人は「今売れば儲けることができる」と考えるので、売り注文も増えます。そのため、出来高も増えていきます。これに対して、株価が下がると、買う人は「今買っても損をするだけだ」と思うので、買い注文は減ります。また、売る側も「今売ってもあまり儲からない(あるいは損をする)」と考えて、売り注文を出しにくくなります。このように、株価が下がると出来高も減る傾向があります。

引用元:http://kabu.gs-takarajima.com/202/

これが一般的な出来高に関する説明であり、基本的には上昇トレンド中に出来高が増加していればトレンドの継続を示唆しており、出来高が減少してくるとトレンドの終わりが見えてくると言った考え方になります

つまり、出来高の量でトレンドの強さや売買圧力の関係性を把握することが可能になります(出来高は進行中のトレンドと同じ方向に増加していく)

これを応用してい次に考えることが出来るのは「ダイバージェンス」というものになります

ダイバージェンスとは、株価は前回高値を更新しているのにも関わらず出来高は前回高値時よりも減少している傾向のことを言います

こちらはNYダウ指数の5年チャートになりますが、チャートと出来高の関係性を見るとまさにダイバージェンスが発生していることが分かりますね

NYダウについては何度か記事にしていると思いますが、トリプルトップを形成しており、色々な角度から分析しても中長期的な上昇相場に陰りが見えてきていると判断することが出来ます(NYダウについて分析した記事は以下のもの)

出来高は株価に先行する

株価と出来高量の両者を確認することによって、2つの側面から相場を分析していることになります

株価が上がり続けるチャートを見ると投資家は今の相場が上昇傾向にあることを知り、それに伴い出来高は増加していることに気がつくはずです

しかし、出来高の停滞・減少を目の当たりにすれば投資家は徐々にポジションを減らしていくことが予想されますし、それに伴い株価の上昇幅が小さくなっていくのも必然的に考えることが可能になりますね

この株価変動のフローを考えることで、「出来高が株価に先行する」という事実に納得いただけるのではないでしょうか?

オンバランスボリューム

そして、出来高トレンドの方向性をさらに視覚的に見やすくしたものが「オンバランスボリューム(OBV)」と呼ばれるものになります

オンバランスボリュームの引かれ方は極めて単純なものであり、その日の相場が上昇して引けた場合にはプラス、またある日を基準にしてその日の相場が上昇して引けた場合にはその日の出来高はプラスを割り当てることになります

この指標では何が確認できるのかと言うと、株価変動とダイバージェンスを見ることで、現在のトレンドの方向性やトレンド転換のサインを見つけやすくするという特徴があります

つまり、チャートとオンバランスボリュームは同じ方向に動いている間はトレンドの継続を確認することが出来ますし、逆にダイバージェンスが発生していれば現在のトレンドが転換するかもしれないという警告のサインとして見ることが出来ます

ブローオフとセリングクライマックス

最後に大相場のサインとして知られるブローオフとセリングクライマックスについて簡単に触れて今回の記事を締めたいと思います

前者は大天井で現れるもの、後者は大底圏で現れるものになります

大きな上昇トレンドの最後には急激な上昇が、大きな下落トレンドの最後には大暴落がたまに見受けられますが、出来高トレンドを確認するとダイバージェンスが発生しています

このような相場を見つけた場合には、トレンド転換後の次の大相場に乗るチャンスにもなりますので落ち着いた分析をすることが必要になります

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